「鳴瀬川・薬莱山」をエコトラックに認定

加美町を中心とした一帯「鳴瀬川・薬莱(やくらい)山エリア」が、自転車やトレッキングなどでゆったりと移動しながら地域の自然や文化を体感できる観光ルート「ジャパンエコトラック」に認定された。全国7件目で、東北では山形県飯豊、小国両町に次いで2件目。
鳴瀬川・薬莱山エリアは加美町に隣接する大崎市や尾花沢市、山形県大石田町も含む。「陶芸の里周遊ルート」「やくらいMTBルート」「鳴瀬川カヌーエリア」など計10コースが選定された。
うち、国道347号を通る「347『きずな』ルート」は、自転車でJR古川駅から大石田駅を目指す全長63.3キロ。昨冬から通年通行となった県境の鍋越峠を越える「中級」ルートとされ、所要時間は7時間が目安だ。
エコトラックは、アウトドア用品大手「モンベル」(大阪市)などでつくる推進協議会が提唱。経路や立ち寄り地点を紹介するガイドマップが、全国100を超すモンベルの店舗に置かれる。
加美町の猪股洋文町長は「宣伝効果が高い。多くの人に来てほしい」と期待する。町は今月中にも4カ所でレンタサイクル事業を始めるなどし、アウトドア愛好者を受け入れる態勢を整える。

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