「黒子のバスケ」事件で「煽って」稼ぐ、ハフィントンポスト――朝日新聞

グーグルニュースを眺めてたら、「黒子のバスケ」脅迫事件の一連のニュースが目に入った。驚いたのは、「黒子のバスケ」脅迫事件、渡辺博史容疑者は漫画家志望? ネットで憶測も」という記事があったことだ。
これ、「ニュース」じゃないだろ。
リンク先はハフィントンポスト。さっそく記事を読んでみたが、呆れて顎が外れそうになった。
「そこで憶測の一つとして出てきているのが、渡辺容疑者が漫画家志望もしくは、あまり売れていない漫画家だった可能性だ。」
「ネット上では次のような指摘が出ている。」
――なんすか、これ。
ワイドショーかよ。これのどこが「ニュース」なのか。
それに「ネット上の指摘」とか鼻息荒く書いていらっしゃるが、ニュースサイトや有識者のブログから拾ってるわけではない。
「そういえば黒子の脅迫犯人捕まったけど、実は犯人は作者の同期の漫画家志望で、自分が挫折したから黒子のヒットを妬んで反抗に及んだのではという妄想。」とかいう、一般人が軽口として叩いたツイート拾ってきて、「ニュースだ」と言い張るんすか、ハフィントンポストは。
記者が5分くらい適当に検索して、「そう発言してる声」を拾ってるだけじゃん。「そう思わない」って声も拾わずに。
そもそも警察や容疑者の知人・家族に取材してないだろ、本人が漫画家志望だったかとかの、いちばん重要な事実関係を。
それで記事書くんだったら、「週末に富士山が爆発する」だの「この世界は誰々の妄想」だのいう記事だって書けるだろう。適当にツイートしてるの拾ってきて「ネットではこんな声が出ている」ってやればいいんだから。
小学生の宿題発表かよ。
今どき、中学生だってもっときちんと調べるだろ。
こんなお手軽な執筆姿勢でいいんですか? 記者にきちんと報道記者としての倫理や手法、技術を教えてないんですか?
ハフィントンポストって、ニュースアグリゲーターだと思ってたけどなー。
「ハフィントンポスト日本版は、政治やビジネス、社会情勢などを分かりやすく整理して提供。各分野の専門家や有識者と個人が意見をやり取りできる、ソーシャルニュースです。」って標榜してるし。
でもこの記事読む限り、タチの悪い「煽りまとめサイト」だよね。
ハフィントンポスト日本版は、米本社と朝日新聞の合弁会社が運営している。当然朝日の人間も内部に多く抱えているはずだし、社長だってたしか朝日新聞出身者だ。
朝日新聞は、煽り記事で金稼ぐんでしょうかね? 朝日のカンバンだとやばいから、ハフィントンポストって抜け穴用意して。
でもまあよくよく考えて見れば、戦前は「鬼畜米英」で稼ぎ、戦後はリベラルの皮を被った「反日」で稼いでいる。事実を曲げて煽って銭を儲けてるんだから、おんなじか。
その意味で、朝日新聞>ハフィントンポストと一本筋を通した、素晴らしい企業なのかもね。

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