「LINE」証券事業から事実上撤退、来年中に野村証券に譲渡完了

Zホールディングス(HD)傘下のLINEは12日、証券事業から事実上撤退すると発表した。野村証券と共同出資している子会社「LINE証券」が証券事業を野村証券に譲渡する。譲渡手続きは、2024年中に完了する見通し。

 LINE証券は、LINEが51%、野村HDが49%を出資し、2019年8月からサービスを始めた。LINEの通信アプリで株式の売買などができるもので、22年9月の口座数は150万を超えた。FX(外国為替証拠金)取引サービスは継続する。

 一方、ZHDはみずほ証券が出資するPayPay(ペイペイ)証券もグループに持つ。今後はPayPay証券に注力するとみられる。

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