「PM2.5」熊本で注意喚起 大阪でも環境基準超す

 微小粒子状物質「PM2・5」の大気中濃度について、熊本県で5日、環境省が示した注意喚起の基準値(1日平均1立方メートル当たり70マイクログラム)を超え、県はホームページで外出を控えるよう注意喚起した。大阪府でも、注意喚起を呼び掛ける程度ではないものの、環境基準を超えた地点があった。
 熊本県によると、県内18カ所の観測地点のうち、荒尾市で午前5~7時の1時間値が大気1立方メートル当たり90~91マイクログラムとなった。
 一方、大阪府では府内41カ所の観測地点のうち29カ所で、午後1時までの1時間当たりの平均値が環境基準(35マイクログラム)を上回り、堺市美原区丹上(たんじょう)で午前5~7時の1時間値が36~56マイクログラムとなった。直ちに健康被害を及ぼす値ではないという。
 環境省は2月、午前5~7時の濃度が複数の地点で平均して1時間に85マイクログラムを上回った場合、1日平均の濃度が環境基準値の2倍に当たる70マイクログラムを超える可能性が高いとして、注意喚起する指針を発表していた。

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