「AKB48より悪質!?」SMAP新曲30万枚突破も、“露骨すぎる”特典商法にファン悲鳴!

国民的人気グループ・SMAPが、50枚目の記念シングル「Joy!!」(ビクターエンタテインメント)を先月5日にリリースし、初動売上30万枚を記録した。これは、2月に発売された前作「Mistake!/Battery」と比べても約2倍の売上枚数で、2003年の大ヒット曲「世界に一つだけの花」以来の快挙だという。
 「Joy!!」には、「ビビッドオレンジ盤」「ライムグリーン盤」「スカイブルー盤」「ショッキングピンク盤」「レモンイエロー盤」の5種類があり、それぞれカップリング曲や付属のDVDの内容が異なる。これをすべて揃えると、7,355円になる。
 さらに、CDには同曲を主題歌に起用した香取慎吾主演『幽かな彼女』(フジテレビ系)のドラマファンミーティングへの参加抽選権や、海外旅行や非売品ロゴグッズが抽選で当たる「50! for SMAP!キャンペーン」に応募できるシリアルコード入り応募券を封入。これにより、数十枚購入するファンも続出したようだ。
 SMAPはこれまで、3種類のジャケット違いでリリースすることはあっても、ここまで複数の特典を付けたことはなかったため、発売前からファンの間では「SMAPにはこういうことしてほしくなかった」「いよいよ安売りし始めた」などと賛否が飛び交い、一部では「韓流アイドルの抽選商法と同じで、AKB48の握手券商法より悪質な売り方だ」と悲鳴を上げるファンもいたという。
「おそらくSMAP側も、苦肉の策なのでしょう。CDのチャートは、それがアーティストのイメージにつながってしまう。いちいちそのCDにどんな特典が付いているかなんて世間は知りませんから、アーティストがファンを大事にするあまり過剰な商法を嫌がると、損する時代になってしまったのかもしれません。
 握手参加権やプレゼント応募券、さらに全99種類の生写真からランダムで1枚付いてくる乃木坂46に、桑田佳祐さんがCDランキングで負けた時、桑田さんが自身のラジオ番組で『アンタらズルイよ! 売れりゃいいのかよ、いや、売れりゃいいんだよね(笑)』とグチるような発言をしていましたが、今の音楽業界の仕組みは、大物ミュージシャンですらお手上げ状態なのでしょう」(音楽ライター)
 AKB48によってCDセールス数の意味が失われてしまった今、「ランキング=人気」という先入観を取り払う必要があるのかもしれない。

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