「Facebook社を責任追及します」──前澤友作さん、勝手に名前や写真使われた詐欺広告への対応遅れを批判

「Facebook社を責任追及します」──起業家の前澤友作さんのSNS上での投稿が話題になっている。前澤さんは9月2日、自身の名前や写真を使った詐欺広告がFacebookやInstagramに大量に存在している件についてX(元Twitter)上で言及。Facebook Japanに説明を求めたところ、何も対応がなかったと批判している。

 前澤さんはこれまでも、自身の名前や写真が詐欺広告に不正利用されている件について、改善するよう何度も米Metaに要請していたが、対応には至らなかったという。8月22日には、弁護士を通して内容証明をFacebook Japanに送付。「彼らにとっては、小さなことなのかもしれませんが、僕にとっては信用を失いかねない死活問題」と、早急な対策を求めていた。

 その後、9月2日にこの件について返事があったことをX上で報告。Facebook Japanは「日本国に居住する利用者に向けたMeta製品の管理又は運営は行っていない」「日本国内の利用者と契約関係にある法人は米Metaで、Facebook Japanは米Metaとは別個、独立の、法的に区別された法人」などと説明。「Facebook Japanはこの問い合わせに対して、いかなる対応もできない」と返答したようだ。

 この対応に対して前澤さんは「Japan社の意味とは」とこぼし、引き続き米Meta向けに問い合わせを行うと投稿した。「僕だけじゃなく多数の著名人が同様の被害にあっています。そして、なにより詐欺被害を受けている人が続出している中、何も対応しないFacebook社の責任を厳しく追及します」(原文ママ、前澤さん)

 Facebookの詐欺広告を巡っては、ニュースキャスターの小谷真生子さんも同様の被害に遭っていると産経新聞のWebメディア「zakzak」が報じていた。取材に対して、小谷さんは「削除依頼から2週間以上経過しているにもかかわらず、いまだ削除の対応をいただけておらず、主体的に対応しようという姿勢が全くうかがわれない」と米Metaに迅速な対応を求めていた。

 Facebook上で「前澤友作」と検索すると、前澤さんの写真などを使った偽物とみられるアカウントが非常に多く確認できる。中には「投資教室」「株式投資」などの言葉を使っているアカウントもある。

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