「iPhone 15」上位モデルは「1万円アップ」　高価格化が進む

アップルは9月13日（日本時間）、スマートフォン「iPhone 15」を発表した。近年、部材価格の上昇などで高価格化が進むiPhoneだが、最上位モデル「iPhone 15 Pro Max（1TB）」の日本での価格は約25万円。事前のうわさの「30万円超え」とはならなかったが、昨年発売の14シリーズと比べると、上位モデルは1万円のアップだ。 【画像を見る】新型「iPhone 15」の写真 　日本での価格は以下の通り（Apple Storeより）。14シリーズと比べると、15／15 Plusは5000円アップ、Pro／Pro Maxは1万円アップとなっている。 ・iPhone 15　128GB　12万4800円　（＋5000円） ・iPhone 15　256GB　13万9800円　（＋5000円） ・iPhone 15　512GB　16万9800円　（＋5000円） ・iPhone 15 Plus　128GB　13万9800円　（＋5000円） ・iPhone 15 Plus　256GB　15万4800円　（＋5000円） ・iPhone 15 Plus　512GB　18万4800円　（＋5000円） ・iPhone 15 Pro　128GB　15万9800円　（＋1万円） ・iPhone 15 Pro　256GB　17万4800円　（＋1万円） ・iPhone 15 Pro　512GB　20万4800円　（＋1万円） ・iPhone 15 Pro　1TB　23万4800円　（＋1万円） ・iPhone 15 Pro Max　256GB　18万9800円　（＋1万円） ・iPhone 15 Pro Max　512GB　21万9800円　（＋1万円） ・iPhone 15 Pro Max　1TB　24万9800円　（＋1万円） 　一方、米国価格をみるとiPhone 15は799ドルから、iPhone 15 Plusは899ドルから、iPhone 15 Proは999ドルから。いずれもiPhone 14シリーズの価格から据え置いた。15 Pro Maxのみ、1199ドルから（14 Pro Maxは1099ドル）に値上げした。直近の為替レート（1ドル＝147円程度）で計算すると、iPhone 15（128GB）の場合は約11万7000円相当になるので、日本価格は米国価格と比べると高く設定されている。長期化する円安の影響がありそうだ。 　「15」シリーズでは、端子がUSB-Cに切り替わる。これまでアップルは独自の規格「Lightning」を採用してきたが、EU（欧州連合）が24年末までに全てのスマートフォンにUSB-C対応を義務付ける法案を可決したため、これに対応した形だ。 　全モデルから、画面上部の切り抜き「ノッチ」も消えた。代わりに、iPhone 14 Pro／Pro Maxですでに採用していた、カプセル型の「ダイナミックアイランド」を導入した。サイズが拡大縮小し、着信やニュースなどの通知を表示する。 　このほか15 Pro／Pro Maxの素材には、初のチタンを採用し軽量化するなどしている。