『スッキリ』加藤浩次の後任にヒロミが浮上 主婦層人気と日テレでの実績を重視か

日本テレビの「朝の顔」が17年ぶりに交代する。朝の情報番組『スッキリ』(月~金曜午前8時)が来年3月で終了するというニュースが11月上旬に流れ、テレビ業界に衝撃が走ったが、早くも新番組MCの“内定情報”が駆け巡っている。

【写真】ヒロミの妻・松本伊代、タートルネックを着た美しき姿。他、狂犬と言われていた頃の加藤浩次、10代のミニなワンピ姿の松本も

「『スッキリ』の火曜レギュラーでコメンテーターを務めているヒロミさん(57才)で、ほぼ決まりだそうです。現在のメインMCの加藤浩次さん(53才)は強烈な個性と存在感を発揮していたので、後任のハードルは高かった。でも、MCとして多くの番組で実績があり、最近主婦層に人気のヒロミさんならうってつけです。すでに来年4月以降のスケジュールは押さえたという話もあります」(日テレ関係者)

 晩年の『スッキリ』が悩んでいたのが視聴率の低迷。同時間帯では、不動の1位は『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、長らく『スッキリ』は2番手。近年では、ガールズグループ「NiziU」のオーディションの模様を独占特集し続けるなどして、広告効果の高い13~49才の男女コア層からの支持率では強みもあった。ただ、そのコア層でも『めざまし8』(フジテレビ系)や『ラヴィット!』(TBS系)の成長に肉薄される日々。3位に甘んじる日も増えていた。

 そこに加えて『スッキリ』の直後の午前10時25分からの生活情報番組『バゲット』が、世帯視聴率1.9%と超低迷。日テレとしては、来年4月から朝の『ZIP!』を1時間拡大して午前9時から同11時半までの2時間半を新番組にして、一気に挽回を図るという狙いがあった。その上で、重要なのがヒロミのキャスティングだという。

「かつては暴走族出身をウリにし、先輩にもタメ口。ヤンチャキャラでしたが、いまや妻の松本伊代さん(57才)とのおしどり夫婦ぶり、一般庶民目線のコメント力などが好評で主婦層の好感度も上がっています。何より重要視されたのが、日テレでの実績です。

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 人気番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(火曜午後7時)は、ヒロミさんのMCがウケて高視聴率を連発。また準レギュラーで出演している『有吉ゼミ』(月曜午後7時)でも、ヒロミさんのリフォームのコーナーの人気が高い。負けられない勝負を挑む日テレとして、ヒロミさんにすがりたい思いなんです」(前出・日テレ関係者)

 2004年から2013年まで芸能界を離れていたヒロミだが、2014年の復帰後の大活躍は周知の通り。多趣味で雑学や時事ネタにも長けていて、『バイキングMORE』では坂上忍(55才)と、『ワイドナショー』(ともにフジテレビ)では松本人志(59才)と、超個性派ともうまくやってきているだけに、情報番組での腕は確か。実際、この9月には、加藤が新型コロナウイルスの濃厚接触者として番組を休んだ際には、ヒロミが代打MCを務めあげた。さらにこんな理由もあるという。

「ギャラ問題です。加藤さんは、1日80万~100万円という高額ギャラで、月額約1600万円とも報じられていました。彼の場合はテレビ界がまだ体力のあった頃からの契約でしたが、いまは番組制作の予算が激減している。そこで、自局のアナウンサーをメインMCに据え、新しい形のMCとしてヒロミさんに出演してもらう計画があるそうです。

 未確定な部分が多いですが、ヒロミさんは個人事務所で自らが社長を務めているので、ギャラや出演の形態も話し合う余地があるとみられていて、その面でも最適なんでしょう」(前出・日テレ関係者)

 日テレに新番組でのヒロミの起用について聞いたが、「まだ何も決まっていないのでお答えできることはございません」(宣伝部)とのこと。加藤もヤンチャキャラだったが、後任は果たして。

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