現在大ヒットを記録中のアニメ映画『君の名は。』(新海誠監督)の興行収入が22日までに100億円を突破(100.8億円)したことがわかった(※興行通信社調べ)。8月26日に公開されて以来、28日間での快挙達成となった。
アニメーション映画として100億円の大台を突破した作品は、スタジオジブリ作品以外では初、宮崎駿監督の『風立ちぬ』(2013年)以来となる。全国映画動員ランキングでも公開以降4週連続で1位を獲得しており、22日までに774万1214人を動員している。
同作は、夢で見た少年と少女の恋と奇跡の物語を、新海監督ならでの精緻な色彩と繊細な言葉遣いで描いていく。主人公の東京で暮らす男子高生・立花瀧(た ちばなたき)の声を神木隆之介、ヒロインで山深い田舎町に暮らす女子高生・宮水三葉(みやみずみつは)を上白石萌音がそれぞれ務めている。
映画の好調は関連作品にも波及しており、映画の主題歌・サウンドトラックが収録されたロックバンド・RADWIMPSのアルバム『君の名は。』(8月 24日発売)が9/5、9/12付オリコン週間アルバムランキングで2週連続首位を獲得。新海監督自らが執筆した『小説君の名は。』(6月18日発売) も、同日付のオリコン週間“本”ランキング文庫部門で2週連続首位に輝いた。
現在、世界89ヶ国・地域での公開が決まっているほか、スペイン・サンセバスチャン映画祭での公式上映、韓国・釜山映画祭への出品も決定している。