TVアニメ、ゲーム、玩具などクロスメディアで展開し、現在小学生を中心に爆発的な人気を誇っている『妖怪ウォッチ』の続編となるニンテンドー3DS用ソフト『妖怪ウォッチ2 元祖/本家』が10日、日本全国で発売された。東京・ビックカメラ池袋本店は店頭販売分も用意され、早朝から子供のために並ぶ親やファンたちが列をつくっていた。
ビックカメラのオープンは通常10時だが、購入者の列がさらに延び始めたため、急きょ9時30分に開店し、5階のゲームフロアへ購入者の案内がはじまった。amazonをはじめ、オンライン販売や店頭販売も予約分で軒並み完売状態の本作だが、ビックカメラ池袋本店では予約分以外にも若干数の店頭販売分を用意。ビックカメラ広報担当者によると「ソフトは両バージョン買うお客さまがほとんどです」という。
先頭の女性は、子供のために朝5時半から並んでおり「2人の子供が前作にハマりソフトを買いに来ました。男の子は『元祖』のオロチを、女の子は『本家』のキュウビを仲間にしたいようで、それぞれのソフトを買います」と話していた。また、30代の男性は「ダウンロード版のロボニャンF型がとても気になりますが、パッケージ派なので並びます」や「前作をまだクリアしてないが買いに来た。今回はオロチでプレイしたい」といったキャラクターを挙げる声が多数。一番好きなキャラクターとして最も多かったのは、やはり「ジバニャン」だった。
そのほか、ゲームの販売フロアには専用コーナーが設けられ、音楽CDやスマホ用充電池&充電器、3DS LL用ポーチ、ぬいぐるみ、フィギュアなど『妖怪ウォッチ』関連商品が勢ぞろい。また、ソフトとともに購入する人が多かったのは『別冊コロコロコミック増刊 妖怪ウォッチまるごとともだちファンブック 第3号』(小学館)。720円の手ごろな価格に加え、アニメDVDやシール、ゲーム内で妖怪2体を仲間にできるなどの豪華特典が魅力だという。
『妖怪ウォッチ2 元祖/本家』は、タイトルのとおり、『妖怪ウォッチ2 元祖』『妖怪ウォッチ2 本家』の2バージョンを同時発売。それぞれのバージョンには、登場妖怪などさまざまな違いがあり、パッケージ版には、それぞれ激レアな「ジバニャン」の妖怪メダル、「ジバニャン メダルニャイーン」(Zメダル/元祖)、「ジバニャン メダル コマニャチ」(Zメダル/本家)を同梱。ケータ、ジバニャン、ウィスパーといったおなじみのキャラクターに加え、謎の少年ケイゾウ、バッカでかいネコ妖怪デカニャン、妖怪界のスーパースター「古典妖怪」といった新たなキャラクターも登場。物語の舞台となる「さくらニュータウン」にもさまざまな仕掛けが用意され、妖怪同士で行われるバトルなども大きくパワーアップしている。