『第4回 好きなママタレントランキング』、3児の母・杏が初の首位

芸能界で妊娠&出産のニュースが相次ぐ中、それに伴い、「ママタレ」というジャンルも各方面で定番となっている。ブログやインスタグラムなどのSNSで子育ての様子や手料理を披露しながら、女優やタレント活動も出産前と変わらずこなす“働くママ”として、幅広い層から共感を得ている。ORICON NEWSでは、4回目を迎える『好きなママタレント』アンケートを実施。双子の女児と男児を育てながら女優としても活躍する【杏】が1位を飾った。

■3児育てる“パワフルママ” 子育て第一のワークライフバランスを支持

 1位の【杏】は俳優の東出昌大と2014年に結婚し、2016年5月に双子の女児、2017年11月には第3子となる男児をもうけている。2016年以降は育児と両立しながら女優としても活動。CMやナレーターとしての活動が多かったが、今年7月には出産後初、約4年ぶりの連続ドラマ『偽装不倫』(日本テレビ系)の主演を務めた。

 共演者の仲間由紀恵も杏と同じく“双子ママ”。7月7日放送の『おしゃれイズム』(同局系)では、出産前に杏の家を訪問した際に、「後々の参考のために(杏が)『お風呂、見ていく?』って、子どものお風呂の入れ方を見せてくれた」と、母としては先輩である杏の頼もしい一面を明かしていた。

 『偽装不倫』では、杏と仲間の子育てに配慮し、早朝&深夜には撮影を行なわない“時短撮影”が実施されたという。クランクアップの際には杏は、「みなさんのおかげで力をあわせて乗り越えることができました」とスタッフに感謝の涙を流した。

 特に同世代の30代から支持を集め、総合1位に。「子どもとの話を隠しているわけでもないし、かと言ってフルオープンで話しすぎている感じもないし、同じ母親として好感が持てる」(千葉県/30代・女性)、「隠すわけでもなく主張するまでもなく両立をしているから」(福岡県/30代・女性)と、ワークライフバランスを大切にしている姿を評価。年上の世代からも「3人も子どもが居るのに自分のライフスタイルがしっかりしてる」(千葉県/40代・女性)と称賛された。

■アラフォーでも衰え知らずの美貌 SNSで披露される手料理はママの鑑

 昨年12月に歯科医の一般男性と再婚し、リスタートを切った【小倉優子】が上位をキープし2位に。インスタでは愛する家族のために丹精込めて調理したご飯やスイーツを披露している。最近では、長男の誕生日ケーキや運動会用の豪華3段の重箱弁当には、フォロワーから絶賛の声が届いている。

 8月27日のインスタには「子育ては、日々反省ばかりです」と投稿。「穏やかな優しいママになりたいと思うのですが、なかなか難しいですね」と苦悩も語り、フォロワーたちと気持ちを共有した。それでも育児を楽しみ「年々可愛さが増す」というコメントも多く、「憧れのかわいいママ」代表となっている小倉。

 「あんなにかわいいママはいない! 再婚して幸せになってほしいです」(東京都/20代・女性)、「家族のために頑張っていて、努力していてそれでいて可愛らしい」(神奈川県/50代・女性)とエールが送られた。いつも笑顔で前向きに子育てをする様子は、幅広い世代から共感を呼んでおり、男性も「可愛さが昔と変わらない。歳の重ね方が良い」(秋田県/50代・男性)と評されている。

■女芸人を脅かす“体当たり芸”で好感度アップ “働くママ女優”のロールモデルに 『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)での“NGなし”の活躍が話題の女優【木村佳乃】が3位。2010年に少年隊の東山紀之と結婚し、翌年に長女、13年に次女を出産。2017年には『第10回ベストマザー賞2017』の芸能部門、『第3回 Women of Excellence Awards』では「スペシャリスト部門」をそれぞれ受賞した。

 あまり家庭の話をすることはないが、バラエティ番組で見せる姿から「パワフルで明るいお母さん」像をイメージする人が多いよう。「子どもや家庭のことを前面に出していないなかにも家族愛を感じる」(兵庫県/50代・男性)、「女優さんなのにバラエティにも出て、可愛いお母さんな気がします」(滋賀県/50代・女性)との意見があった。また、「家事や育児が完璧そうなイメージ以上に、この方がお母さんだったら毎日楽しいだろうなと思えるから」(静岡県/30代・女性)という声もあがっていた。

 今年は1月クールにドラマ『後妻業』(フジテレビ系)に主演したほか、映画『記憶にございません!』ではアメリカ初の日系女性大統領を熱演。2020年1月9日スタートのドラマ『アライブ がん専門医のカルテ』(同局系)出演も控えており、女優業も活発。キャリアをしっかり維持しながら、自分らしく子育ても仕事も両立させているロールモデルとして注目されている。

■SNSやイベントで見せる円満ショットの豊富さもランクインの要因に

 【辻希美】(5位)、【乙葉】(6位)、【北斗晶】(7位)は、SNSやイベント等で、夫や子どもとの仲睦まじい姿を見る機会の多くこのランキングの常連組としておなじみ。

 【辻希美】は度々SNSで炎上もするが、「炎上してもへこたれない」(福岡県/50代・男性)、「アンチファンに叩かれつつも、しっかりとママをしているから」(岡山県/40代・男性)と、4人の子どもを育てる母として評価するコメントも多数寄せられている。「夫婦が仲良いのが素敵」(新潟県/30代・女性)と、夫・杉浦太陽と結婚12年でもラブラブを保っている姿に憧れる人も多い。

 【乙葉】は2005年にお笑い芸人の藤井隆と結婚。『いい夫婦 パートナーオブザイヤー 2015』受賞経験あり。『養命酒』や花王『メリット』のCMで夫婦共演。ほんわかした雰囲気から「家族の仲の良さが伝わってくる」(埼玉県/30代・男性)とのコメントが寄せられた。

 飾らない姿で人気の【北斗晶】。“鬼嫁”のイメージもあるが、それは家族を思うから故。「頼れる母親感があふれている」(神奈川県/50代・女性)、「ブログで見かける家族愛がほっこりします」(東京都/50代・女性)と、肝っ玉母ちゃんの代表として好感度を得ている。

 日々、「ママタレ競争」は激化しているが、今年のランキングを振り返ると、単に「ママタレ」枠だけでは収まらない、独自路線を築いているママがランクインしている印象。女優やタレントとして、母として、一人の女性として、自分だけの個性を確立して、憧れる点が多い人が支持される理由になっているのではないだろうか。

【調査概要】
調査時期:2019年10月15日(火)〜10月25日(金)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ

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