『鳥人間コンテスト』開催中止 緊急事態宣言受け「多くのチームで機体製作が困難」

人力飛行機で滞空距離や飛行時間を競う毎年恒例の競技会『鳥人間コンテスト2020』が、新型コロナウイルスの感染拡大にともない開催を中止することが14日、発表された。

【写真】『鳥人間コンテスト』ステージは…かなりの高さから琵琶湖へダイブ!

 大会を主催する読売テレビは、「新型コロナウイルスの感染拡大が止まらぬ中、鳥人間コンテスト実行委員会におきましては、大会の開催方法について様々なケースを想定し模索を続けて参りました。しかし、4月7日に政府より緊急事態宣言が発令されるに至り、主催者として今年度の大会を中止せざるを得ないと判断致しました」と報告。

 「外出自粛要請が出されている中、多くのチームで機体製作が困難になること、それに伴い機体の安全性が十分に確保できなくなる事態が予見されること、また、チーム活動が感染リスクにさらされる可能性もあること等を考慮した結果です」と理由について説明している。

 続けて「今大会出場へ向け、青春、人生を賭して日々頑張ってこられたバードマンたちの無念を、実行委員会、番組制作スタッフも同じように感じております」として、「すべては来年以降も『鳥人間コンテスト』を多くの方々のご協力を得て、安全に開催していくための苦渋の決断であることをご理解いただければと存じます」と呼びかけた。

 そのうえで、「必ずや新型コロナウイルスに打ち勝ち、多くのバードマンとともに再び琵琶湖で健闘を称えあえる日が来ることを信じて、次大会に向け番組体制を整えて参ります」と決意を示している。

 同大会は毎年7月下旬に琵琶湖(滋賀県)を舞台に開催され、大学生を中心に多くの開発チームが参加している。

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