【コラム】 2010年CM界の勢力図を塗り変えた「GREE」「モバゲー」、驚異のオンエア回数!ソフトバンクの2倍!

【12月11日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 今週、公正取引委員会が、携帯向け交流サイト「モバゲータウン」を展開するディー・エヌ・エー(DeNA、東1:2432)に独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査をしたというニュースが入ってきました。同社と契約関係にあるゲーム開発業者に対して、同じ携帯ゲーム業界のライバル会社であるグリー(東 1:3632)と契約を結ばないように圧力をかけた疑いがあるとされています。グリーとDeNA、先月の決算発表時も注目され、株式相場では増益幅の大きかったDeNAに買いが集中する一方、グリーが一気に売られるなど、明暗を分けました。
SNSの人気で注目を浴びる2社。このほどCM総合研究所から発表された2010年度のCM調査(集計期間:2009年10月20ー2010年10月19日、全8770銘柄を対象)においても、この2社が「テレビCM界の勢力図を大きく塗り替えた」との報告が出されています。「GREE」と「モバゲータウン」、確かに!よくCM流れていましたよね!積極的なCM展開で、一気に認知度を上げたのも確かです。ではこの1年間にいったいどれだけオンエアされていたのか?
調査によると、本年度の CM放送回数1位はグリー/GREE。1年間になんと2万4646回をオンエア!これは2位となったソフトバンクモバイルの1万1246回の2倍以上です。放送回数3位がDeNA/モバゲータウンの1万101回。GREE、モバゲータウンの合計放送回数は、これまで放送回数とCM好感度でCM界をけん引してきた携帯キャリア3銘柄、ドコモ、au、ソフトバンクの合計放送回数2万4992回を大幅に上回る結果になりました。
CM好感度1位は4年連続でソフトバンクモバイルの「白戸家」シリーズとなりましたが、GREEのベッキーやナインティナインが自然体で語るCMや、モバゲータウンの時任三郎、柳沢慎吾、麻生祐未が織りなす恋愛ドラマ仕立てのCMもインパクトがありましたね。意識せずとも回数を多く見ているからか、よく頭に残っています!
グリーやDeNAの勢いは一体いつまで続くのか!?2011年はスマートフォンの市場拡大で携帯3社の競争も激化しそうで、CMの動向にも注目です!【了】

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