マイファームとNTTドコモと日本電気(NEC)は25日、東日本大震災の津波により塩害を受けた農地の復興支援事業に関して、業務提携を行うことで合意した。
マイファームの有する塩害除去の技術と、ドコモやNECが有する各種センサー活用のノウハウを活かすことにより、3社は塩害を受けた農地の復興に貢献するとのこと。マイファームが新たに開発した、塩分を分解する微生物を活用した「塩害土壌改良材」は 塩害を受けた土壌に混ぜこむことで、農地を再生できる見込みだ。塩害を受けた農家等に対して土壌改良材の販売を2011年9月から開始する予定となっている。
ドコモおよびNECは、マイファームが支援する塩害を受けた農地に、ドコモの環境センサーネットワークのセンサーおよびNECの農地用センサーを設置する。各センサーにより降雨量や土壌の塩分濃度等を計測し、NECのM2M(Machine to Machine)サービス基盤を活用して、本改良材の効果測定を行う。測定されたデータは、本改良材の販売時に塩害を受けた農場にデータを無償で提供する。