【時代はカタカナ?】海外で注目されている日本語の魅力!

普段からカタカナに触れて生活している私たち日本人には、少し戸惑ってしまうカタカナブーム。海外ではかわいいと人気に火がつき、さまざまなブラン ドが“カタカナアイテム”を発表しています。今後、注目がさらに高まる“カタカナアイテム”を人気ブランドとともに紹介します。

■あの有名ブランドまで!? 海外で注目された“カタカナアイテム”

有 名スポーツブランド「adidas」が2014年秋冬、大胆なカタカナを取り入れたアイテムを展開し、日本でもSNSを中心に話題となりました。カタカナ が模様のように思えるデザインで、カタカナのかわいらしさや脱力感が高く評価され、アディダス・ジャパンも「売れ行きも含め、国内外で想定以上の反響が あった」と発表。新たなブームをさらに拡大させました。

2015年春夏コレクションでは、有名ブランド「CARVEN」の新作が話 題になったのも記憶に新しいのではないでしょうか。自身のブランド名をカタカナ表記にする大胆かつ斬新な新作。普段から見慣れている日本人から見ると、違 和感や疑問を抱いてしまうカタカナ表記ですが、世界のデザイナーの目から見ると「クール!」と感じるようです。

メンズでも、「RAF SIMONS」が「ラフ」などとカタカナのロゴ刺しゅうを入れたアイテムを発表。

「COACH」も1月、15年秋冬のメンズコレクションで、カタカナで「コーチ」と胸元に表記したTシャツを発表しました。

「ZARA」で品切れ続出となった商品は、日本名物ラーメンをシュールに描いたカタカタTシャツ。 日本人からしてみると、いつ着ればいいのか戸惑ってしまいますが、NewYokerが「I ♡ NY」Tシャツを着ている私たちを見ている気持ちと同じなのかもしれません。

続々登場しているカタカナファッションですが、このカタカナブームはどこから来たのでしょうか。

ブームの火付け役とされているのは「KENZO」です。過去にもアルファベットのロゴで一世を風靡しましたが、2013年の春夏に、カタカナで「ケンゾー」とデザインされたスエットを発表し、世界から注目されました。

■海外での影響を受け原宿で販売されている衝撃の“カタカナアイテム”とは

近 年、海外でのブームの影響を受け、日本でもカタカナTシャツが流行しています。セカンドインバウンドの影響も大きいですが、さらにアリアナ・グランデや ジャスティン・ビーバーをはじめとする海外アーティストが、ツアーグッズにカタカナを取り入れたり、カタカナTシャツを着ている姿がSNSで拡散されたこ とも要因の一つのようです。
見慣れた言葉が使われているデザインに、一瞬「ダサい!?」と思ってしまいますが、そのカタカナ特有の脱力感や“あえ て”のダサさ加減が、お洒落上級者のこころを捉えて離しません。日本でのブームにより、さまざまなブランドやサイトでカタカナTシャツが取り扱われるよう になりました。海外でのブームのように、ブランド名をカタカナ表記にしてあるデザインももちろんありますが、原宿を中心に広まっているカタカナTシャツは それだけではありません。

「ワンウェイトーキョー」「レイゾウコ」など徐々に単語の幅が広がりつつあります。ものによっては「おしゃれ」「かわいい」ではなく、「面白い」になってしまっていると感じるものもありますが、これだけさまざまな言葉が使われていると見ていて面白いですね。
着ることには少し勇気がいるかもしれませんが、見て回るだけでも十分楽しめます。

■何が魅力? 日本人には気がつかない海外から見たカタカナの印象

「漢 字」をきっかけにファッションのデザインの一部として取り入れられるようになった日本語。現在は「カタカナは漢字より分かりやすく、形が記号みたいでかわ いい」とカタカナに注目が集まっています。カタカナは漢字と異なり、形がシンプルで、一文字が一発音のため外国人にとって分かりやすいのも人気の一つのよ うです。今後、日本でもますます注目度が高まると予想される「カタカナ」。さりげないものから、大胆なものまでさまざまなアイテムが販売されているので、 一度取り入れてみると面白いかもしれませんね。また、このような新しい文化を芸術や表現によって生み出したい人は、そのようなデザイン学などの学問を学ん でみるのも良いかもしれませんね。

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