【独自】宮城・大和「サテライト大和」跡地を大和ハウスが取得 物流拠点に活用か

昨年3月に閉館した宮城県大和町の競輪場外車券売り場「サテライト大和」の跡地を大和ハウス工業(大阪市)が取得したことが21日、分かった。近隣の工業団地へのアクセスなど好立地を生かし、物流拠点としての活用を見込んでいる。

 同社などによると、施設を所有する事業者から今年5月に購入した。用地面積は約3万9000平方メートル。今後の開発時期は「未定」としているが、広報担当者は「第一、第二仙台北部中核工業団地(大和町、大衡村)へのアクセスが良く、高付加価値の用途が見込める」と評価している。

 大和ハウス工業はテナント型の大型物流施設「DPL」を全国で手がける。県内には「仙台泉」「仙台利府」など5拠点あり、太白区のトーキン仙台事業所跡地に整備する計画もある。

 サテライト大和は2004年3月、県内初の場外車券売り場としてオープンしたが、業績悪化により事業を終了した。東北自動車道大和インターチェンジに近接するなど好立地で、跡地利用が注目されていた。

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