【独自】小規模自治体に公認会計士ら「経営のプロ」派遣…上下水・公共施設の運営支援

総務省は来年度、市町村による上下水道や公共施設の運営を支援するため、公認会計士や経営コンサルタントら「経営のプロ」を派遣する取り組みを始める。ノウハウや人材不足に悩む小規模な市町村など約500か所に送る計画だ。施設の老朽化や人口減少に伴う収益減に直面する公共インフラ(社会基盤)の経営改善を後押しする。 【写真】台風19号 千葉県などで記録的大雨  会計士らを要請のあった市町村に派遣するほか、経営の見直しが遅れている市町村は要請を待たずに送りこむ。全国に市区町村は1700余りあり、3割近くが対象になり得る。  会計士らは、将来の人口推計や施設更新に必要なコストを計算し、自治体が民間事業者に運営権を売却する「コンセッション方式」の導入や、周辺市町村との広域連携など、再建策を具体的に助言する。

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