あがらいん+アゲイン=焼き菓子「あがいん」

宮城県内の障害者授産施設9カ所が焼き菓子の共通ブランド「あがいん-again-」を開発した。仙台市のビジネス支援拠点「創業スクエア」(青葉区)と連携。デザインを統一し、地元の素材を生かしたクッキー9種類が誕生した。

「宮城」をキーワードに、県産の大豆製品や米粉、桑茶などを使う。仙台産みそとホワイトチョコを合わせたり、こけしをかたどったりと工夫を凝らした。
「あがいん」は仙台弁の「召し上がれ」と英語の「再び」を意味し、「何度も食べてほしい」という思いを込めた。
創業スクエアはデザイン企画会社を紹介するなど、商品開発をサポート。パッケージのイラストは、青葉区の授産施設「多夢多夢舎中山工房」に通う中島敏也さん(31)が描いた。
創業スクエアで7日にあった試食会では、参加施設の「コッペ」(宮城野区)を運営するNPO法人麦の会の飯嶋茂代表理事が「8カ月かけて開発した。作り手の社会参加の場を広げたい」と意気込みを語った。
大量生産はできず、団体向けの注文に応じる。好みのメッセージが入るクッキーもある。販売額は未定。県産イチゴのジャムを加えた9種類の詰め合わせが3000円、6種類入りが1200円を目安としている。
連絡先はコッペ022(299)1279。

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