最近、ハタと気付いたのですが、今の10代ってみんな平成生まれなんですね。時が経つのは早いものです。「ちょっと前にはやってたあれさぁ……」なんてしゃべっていたら、「それいつの話ですか?」と10代の子に聞かれたりすること、ありませんか? そこで周りにいる20代、30代の方に10代との間にジェネレーションギャップを感じる瞬間はどんなときか、聞いてみました!
■好きな曲が10代の子にとって懐メロ(25歳/男性)
「カラオケで自分の好きな歌を歌ったら、『懐かしい~!』と言われた。それならまだいいほうで、僕が好きなアーティストさえも知らない子と出会ったとき。かなり売れてたと思うんだけどなぁ……」
■ドラマの名シーンを知らない(28歳/女性)
「スーパーボールを見たときに、『これ、キムタクがドラマで2階から落としてキャッチしてたよねー』と言ったら、『なんですか? それ』と返された。10代の子は『ロンバケ』を知らないらしい……」
もっとも多かったのは「自分たちが好きなドラマ・曲・アーティストを知らないとき」というものでした。自分が好きなものっていつまでもはやっていると思ってしまうし、好きなドラマはみんな見てると思っちゃうのがいけないんでしょうか。
■ケータイの着信が「着うた」(35歳/女性)
「私のケータイの着信はいまだに『着メロ』。なんか恥ずかしくて『着うた』にできない。10代の子のケータイが鳴ったときに着うただと、『若い……』って思う。10代の子は着メロなんてダウンロードしたことないんだろうな……」
ケータイ(PHS)がはやり出したころに、自分で着メロを作って入れていた覚えがあります。そういえば、最近、着メロって聞きませんね……。
■ナルハヤって何?(29歳/女性)
「バイトの子に『これ、なる早(なるはや)で』って言ったら、『ナルハヤって何?』って言われた。あれだけいろいろ略してるのに、なる早が通じないなんて……! 後日、親せきの女の子(18歳)に聞いたら、やっぱり知らなかった」
「ナルハヤ」=「なるべく早く」の略ですね。20代前半の方でも知らない、という方はいるようです。おまけにこの方、親せきの子に「『なるべく早く』ってすでに急かされてるのに、なんで略すことでさらにせかそうとするんだよ!」と怒られたそう。
一方、10代の人たちは、20代に対して「ジェネレーションギャップ」を感じることがあるのでしょうか。20代の兄・姉がいるという中高生の子に、質問をしてみました。
「しょっちゅう感じるので、特に気にしたことがない」(16歳/男性/27歳の姉あり)
「別になんとも思わない。……けど、自分が知っていて、同世代の子が知らないという話題があったときは、『あー年が離れてるんだな』って思う」(18歳/女性/25歳の兄あり)
…… 確かに、個人差はあると思いますが、私たちが年上の方々と話していても、ジェネレーションギャップを感じることってあまりないような。
とはいえ、ジェネレーションギャップを感じるのも、普段とは異なる人と人のふれあいがあるからこそ。意外と新しい発見があるかもしれません。
(ふくだりょうこ/プレスラボ)