日本全国、地域色というものがありますよね。例えば、色白美人が多い秋田県、女子高生のスカート丈が最も短い新潟県、江戸っ子は“はひふへほ”がうまく発音できないなど。
伝承や文化、気候や食生活に加え、その地域ならではの特徴や傾向があるようです。そんな地域色の中でも、最も日頃の生活習慣がダイレクトに反映しやすいのが肥満度。
肥満の多い都道府県・肥満が少ない都道府県について、今年1月に厚生労働省から発表された「2010年国民健康・栄養調査」から明らかになっています。
20~69歳の肥満者を調査した結果によると、沖縄県が45.2%でワースト1位。2位:宮崎県、3位:栃木県、4位:福島県、5位:徳島県の順番であることが分かりました。
ちなみに、肥満者がもっとも少ない1位は、山口県という結果でした。
ワースト1位の沖縄県は、長寿No.1の県として知られているだけに、食生活は「とってもヘルシーに違いない」と思っていた方が多いのではないでしょうか?
そんな健康イメージの強い沖縄県ですが、一方で実は高カロリーな食事も多いのだとか。例えば……。
・揚げ菓子サーターアンターギーや、ラードを練り込んだちんすこうなど、油を使った菓子が多い
・チャンプルーなど炒め物料理が多く、多量の油を使用する
・高脂肪、高カロリーな加工肉などが好まれている
・ラフテーなど、食される豚肉の多くは脂身が豊富
そして、最も大きな原因とも取れるのが、
・米国式のジャンキーなメニューが多く取り入れられ、順応している
これは、まさに沖縄ならではと言えるのではないでしょうか。
このように、まず食生活面の問題点が第一に挙げられます。揚げ物や油の使用が多いのは、高温多湿の気候で食材が傷みやすいという理由があるようで納得。
また他にも、“暑くてあまり外を歩けない”、“移動は車が大半”など、運動量の少なさも理由として考えられます。
しかし、どんな地域に住んでいたとしても関係なく、高カロリー食+運動不足の生活を送っていれば、肥満度が高まるのは必至ですので気をつけましょう。
逆に、肥満者が最も少ない1位は山口県。その理由として考えられるのは、プライドが高い県民性で、周囲の目を気にするからという点のみ。
それ以外に、特に食生活や運動量なども他県と変わった点は見られないようです。この結果、改めて、“見られることで人はキレイになる”ことが証明される結果なのではないでしょうか“恋をするとキレイになる”というのも、意中の人を見つめていると瞳孔が開き、目がうるんで可愛く見えるという科学的根拠の他に、オシャレに気を使うようになったり、メイクを頑張るなど外見に磨きがかかるため。
それと同様に、常に見られている感を持つこと・自分自身に刺激を与えることは、スリムを維持するための重大な要素なのです。
・目立つ場所に全身鏡を置いておく → 自分の姿を客観的に見る
・たまにはドレスアップして出掛ける → 露出度のある服をいつでも着られるように心掛ける
・冷蔵庫にカロリー表を貼っておく → 食べ過ぎ防止
・定期的に全身写真を撮る → 自分の実態をチェックする
・体重計に乗る習慣をつける → 体重の急増を防ぐ
など、自分なりに刺激を感じる工夫をして、肥満回避に努めてみてはいかがでしょうか?