自分には当たり前に見えるものが、外国人から見ると、とても変わったものに見えることがある。その “世界から見た日本の変わった光景” を写した写真が、現在海外のネット上で話題になっている。その写真とは、日本の通勤地獄を写し出した写真である!
この写真を撮影したのは、ドイツ生まれのアーティストMichael Wolfさん。Wolfさんは15年間もの間、東京の通勤ラッシュを写真に収めており、そこには日本のつらい実態が写し出されている。
こういった写真を撮るに至った経緯について、Wolfさんは次のようなことを話している。
「地下鉄の窓から見える朝の通勤者の顔を6枚撮影したのですが、それがとても強烈だったのです。それから私は(月曜日から金曜日の平日の)20日間、同じ地下鉄の駅で、7時半から8時45分までの通勤者の写真を撮っていきました」
Wolfさんの写真に写っている人たちの顔は、どれも険悪な表情をしており、決して幸せそうには見えない。そしてこの日本の厳しい現実を写し出した写真には、多くの海外ネットユーザーが衝撃を受けており、以下のようなコメントを残している。
【海外ネットユーザーの声】
「みんな死体のように見える」
「これは今まで見てきたもののなかで、最も気がめいるものだな」
「私は7年間日本に住んでいて、毎日このように通勤してきたよ。確かにこれは全然楽しくないね」
「これを見ているだけで、閉所恐怖症にかかっちゃう」
「この惑星には、人間があまりに多すぎる」
「これはお肌には良くないだろうなあ」
「みんな電車衝突事故の被害者に見える。なぜ電車の中でマスクをしている人がいるのか理解できるよ。だって1人の風邪が電車のなかの全員にうつっちゃうから」
「私は東京で3年働いたのですが、イギリスがいかに自由な空間に恵まれているのか気づかされました」
「なんでもっと電車の数を増やさないんだ?」
「もう二度とニューヨークの地下鉄について、文句は言いません!」
「なんだかみんな悲しそうだね」
日本人から見ても、とてもつらそうに見える今回の通勤地獄写真。記者(私)も通勤ラッシュに遭遇したことがあるが、やはり何度経験しても慣れない。通勤地獄を解消する何かいい手はないのだろうか? もしそんな素晴らしい方法が見つかったのなら、その人は日本、いや世界中から大感謝されることだろう。
(文=田代大一朗)
参照元:Daily Mail(英文)