仙台市泉区を流れる七北田川で13日、地域の子どもたちに自然の魅力や厳しさを伝えようと、いかだで川下りを体験するイベントが開かれた。
地元の泉青年会議所(JC)が主催し、区内の小学5、6年生とその保護者19組が参加。泉JCのメンバーらの指導を受け、タイヤのチューブやベニヤ板で作った広さ5平方メートル程度のいかだで川下りに挑戦した。
コースは泉区上谷刈の長命橋から七北田公園周辺までの全長約2キロ。いかだに乗った親子が息を合わせて木製の櫂(かい)をこぎ、約1時間半かけて川を下っていた。
父親と参加した黒松小5年の柴田想来君(10)は「いかだが何度か川にある岩にぶつかったけど、思うような方向に進んだときはうれしかった」と笑顔で話した。
泉JCの渡部洋平理事長(36)は「子どもたちが身近な自然に触れることで、たくましさや地域への愛着心を育む機会になればいい」と話した。