いつから日本はこんな国に…歌舞伎町で広がる「13歳の立ちんぼ女子」に男性が群がる地獄絵図

13歳の女の子まで客待ち…信じられない歌舞伎町のリアル

10月18日、新宿区歌舞伎町の大久保公園周辺で客待ちをしていた都内在住の16歳の高校生に声を掛け、みだらな行為をしたとして、警視庁保安課は児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで、東京都世田谷区の53歳の会社員の男性を逮捕した。

昨今、社会問題となっている大久保公園周辺の“立ちんぼ女子”は、若年化が進んでいるようで「13歳」と名乗るものもいるという。なぜこのような状況が放置されているのか。本誌記者が現地に行って事情を調べてみると“衝撃の事実”が発覚した。

大久保公園周辺のエリアで客待ちをしている“立ちんぼ女子”は非常に若く見える人が多い。外見だけを見れば、確かに「未成年」と言われても納得してしまう。数年前は20~30代の女性が多かったことを考えると、かなり若年化してきている。

警察や行政が見回りを強化しても、大久保公園周辺での売春行為は後を絶たない。加えて、彼女らの行動範囲も拡大し、公園周辺以外でも客待ちを行っているのが昨今の状況だ。

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客待ちをしていると思われる女性に年齢を聞くと、ほとんどが「19歳です」「18歳です」と答える。見た目での判断になるが、明らかに成人していない幼い女性にも同じように年齢を聞くと、こちらも同じように「18歳、19歳です」と答える人が多い。

新宿・歌舞伎町を長年観察し続けてきた歌舞伎町ライターの仙頭正教氏に、現状の歌舞伎町周辺の立ちんぼについての話を聞くと「前から未成年はいましたが、現在はさらに低年齢化が進んでいて、13歳の立ちんぼ女子もいる」といい、こう続けた。

「家出した高校生などが客待ちをし始めたので、立ちんぼ女子の年齢はどんどん若くなっています。なかでも、『自称13歳の立ちんぼ女子』は話題になっていて、真偽は不明ですが、自身のSNSに証拠として保険証と公的書類をアップしていました。確かに見た目はかなり若く、成人しているとは思えません。東京や大阪の立ちんぼ女子スポットを行き来していたらしく、歌舞伎町ではかなりの男性に“買われていた”と聞きます。

彼女の実家は名古屋で『母親は死んで、父のDVが酷いので家にいたくない』といった理由で歌舞伎町周辺をうろつき、何度も補導されているようでした。承認欲求が強いようで『(自分のXに)DMがいっぱいくるとうざいし、来てないと病む』と投稿し、彼女の客たちとSNSで交流していて、インプレッションが沢山つくことで心の安寧を図っていたようです。

そのような生活が続くわけもなく、最近役所が動いたようで、今は名古屋の鑑別所に入ったと聞きました。鑑別所に行くので確実に未成年です。鑑別所に行っても、過去に自分を買ったおじさんにSNSで差し入れを求めたりもしているみたいです」(仙頭氏)

自称「13歳の立ちんぼ女子」は、大久保公園に立つ際に、毎回特定のキャラクターがプリントされた服を着ていたため、一目で彼女だとわかったのだという。

買春する男性で構成されるやばすぎるコミュニティがある!

若年化が進んだこともあり、“買う”側のリスクはどんどん上がっている。立ちんぼ女子にお金を払い行為に及ぶことは売春防止法で禁止されていて、その相手が18歳に満たない児童の場合、「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律(通称、「児童ポルノ禁止法」)」に問われ、厳しい刑事処罰を受ける可能性がある。

歌舞伎町には風俗店もあるなか、なぜリスクを負って“立ちんぼ女子”に手を出すのか。前出の仙頭氏によると意外な事実が判明した。

「ここ数年、大久保公園は買春目当ての男性や、お小遣い稼ぎの女性たちで大変な盛り上がりを見せていました。しかし、警察の介入などがあり、普通の女子大生のようないわゆる“素人”の数は減少し、仕事として客待ちをしている“プロ”だけが残っている状況です。

男性側も買春が趣味の男ばかりで、独自のコミュニティが形成されていますし、客待ちをしている女性たちも、友達同士で隣り合って客待ちをしています。こうして買う側もプロ、売る側もプロといった状態なので、大久保公園にいる人たちは皆、ある程度顔見知りの社交場のようになっています。

女性を買いたい人は素人を狙う傾向が強いので、そこで未成年のような仕事っぽくない子をターゲットにしているとも考えられます。同様の理由で、新顔の立ちんぼ女子がいると、真っ先に声を掛けに行くようです」(同前)

現在の日本は、未成年の女性だとしても体を売らなければ生きていけない国ではないはずだ。このような状況が少しでも早くなくなることを祈るばかりだ。

取材:仙頭 正教

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