うつ病やストレスが「老化の加速」につながる=研究

うつ病やほかの精神疾患は心の病であるのと同様、からだの病であるとする研究報告が増えている。
精神的ストレスやうつ、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を長期間抱えている人は、年配者に多い病気を早い段階で、またより重篤に患う傾向にある。たとえば脳梗塞、痴呆、心臓疾患、糖尿病などだ。最近の研究は細胞のなかで起こっていることがその原因である可能性を示している。
科学者は加齢とともに染色体に起こる変化と同じものが大きなストレスやうつ病を経験した人にも起こることを発見している。
「老化の加速」として知られるこの現象は、ストレスやうつ病を単に精神的な状態としてではなく、からだ全体の病気(といっても、最もわかりやすい症状は「気分」だけかもしれないが)としてとらえ直そうという動きをもたらしている。

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