おいしい米コンテスト 八鍬さんの「つや姫」優勝

全国の生産者や高校から出品されたコメを一堂に集め、食味計を使わずに人間の舌だけで決める「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」の決勝大会が26日、山形県庄内町のJA庄内たがわ新余目基幹支所で開かれた。
 一般部門は、鮭川村の八鍬(やくわ)修一さん(62)が栽培した「つや姫」が、「日本一」の最優秀賞を獲得した。東北勢は地元、庄内農高の「ミルキークイーン」が次点の優秀賞。
 3度目の出品で初の栄冠に輝いた八鍬さんは「今年は雪が多く、気温の低い時期が長かったので大変だった。つや姫が日本一おいしいコメであることが証明できてうれしい」と話した。
 昨年新設された高校生部門の最優秀賞には、一般部門で優秀賞だった庄内農高が選ばれた。東北勢は磐城農高(福島)が優秀賞、置賜農高(山形)が優良賞。
 コンテストは、コシヒカリやササニシキなどのルーツとして知られる「亀ノ尾」の育成者・故阿部亀治氏が庄内町出身であることから企画。一般部門に409点、高校生部門には24校から31点の応募があった。
 決勝大会には予選を突破した一般の30点、高校の6点がエントリー。15人の審査員が味や香り、粘り具合などを食べ比べながら「おいしいコメ」を選んだ。

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