おなかに水彩絵の具で絵…安産祈願、全国広がる

出産を控えた女性の大きなおなかに絵を描き、安産を祈願する「マタニティーペイント」が全国で広がっている。

長崎県佐世保市でマタニティーペイントを手がける画家の福田桂子さん(31)は「描かれた妊婦や家族みんなが幸せな気分になれる」と優しく絵筆を走らせている。

佐世保市内のフォトスタジオに11月中旬、妊娠9か月の松下沙也加さん(26)(長崎市)が姿を見せた。福田さんに依頼したのは「サンタからの贈り物」をイメージした絵柄。クリスマスの時期に女の子が生まれるためだ。

福田さんは健康に害のない専用の水彩絵の具を使用。約40分かけて、サンタの帽子をかぶった赤ちゃんを描きあげた。松下さんは「初めての出産で、何か記念に残したかった。子どもが生まれる実感が湧いてきた」とほほ笑んだ。

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