おバカキャラはなぜモテる

<インテリ美女は家庭運に恵まれない?>
 
  今週、タレントの里田まい(27)が楽天・田中将大投手との結婚を発表した。結婚後は仙台に移り住み、仕事をセーブして夫の活躍を支えるという。
  島田紳助の番組で一緒に“おバカキャラ”のユニット「Pabo」を組んでいた木下優樹菜(24)は10年にお笑いコンビ「FUJIWARA」の藤本敏史と結婚、スザンヌ(25)は昨年末に福岡ソフトバンクホークス・コーチの斉藤和巳と結婚した。おバカブームが去っても、しっかり稼ぐ男を捕まえるとは、そろってシタタカな女たちだ。
  一方で、高学歴を売りにしているインテリタレントはどうかというと、東大卒女優の菊川怜(33)は、お年頃なのに浮いた噂がほとんどない。横浜国大卒の真鍋かをり(31)は、お笑いコンビ「麒麟」の川島明と“結婚秒読み”といわれていたが、所属事務所とのドロ沼法廷闘争に巻き込まれて破局。クイズ番組などで活躍する麻木久仁子(49)はバツ2で、ジャーナリストの山路徹氏をめぐる不倫騒動も記憶に新しい。キャスターの小谷真生子(46)はバツ2のシングルマザーだし、小宮悦子(53)も膳場貴子(36)もバツ2だ。いずれ劣らぬ才色兼備なのに、なぜだか家庭生活には恵まれていない。
  やはり、女はおバカキャラの方がいいのか。
 「男は才色兼備でキリッとした女性に憧れることがあっても、自分と同列に感じることができず、気後れしてしまう。カンペキな人に対して嫉妬心が生まれる場合もあります。そもそも人間には、不完全で発展途上にあるものを好ましく思う感情がある。赤ちゃんを可愛く思う心理がそうですが、未熟であればあるほど魅力を感じる。つまり、おバカならではの愛らしさというのは厳然と存在するのです。もっとも、大人の女性があまりにバカだと飽きられてしまう。おバカキャラといっても、生き馬の目を抜く芸能界で勝ち上がってきた人たちだから、本物のバカではない。バカのフリをできるところがシタタカなのです」(心理学博士・鈴木丈織氏)
  おバカキャラを演じられるオンナこそが、いちばん賢いのかもしれない。
 (日刊ゲンダイ2012年1月28日掲載)

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