11日夕、仙台市で今冬初めての積雪が観測された。初雪は昨年11月25日に観測されていたものの、暖冬傾向が続く仙台では「積雪なし」が観測史上最も遅くまで続き、従来の記録を9日間更新した。
これまで最も積雪が遅かったのは1959年1月2日。仙台管区気象台によると、同市宮城野区の観測所で11日午後6時10分ごろ、積雪が規定量を超えたの を担当者が確認した。中心部でも道路にうっすらと雪が積もり、コートを着込み、足元を気にしながら歩く人たちの姿が見られた。
11日の仙台は冬型の気圧配置が強まり、上空を気圧の谷が通過。日本海側から雪雲が流れやすい状況だった。12日は気温が上がるが、数日後には再び寒気に覆われる見通しだという。