1. クレジットカード
これは、アメックスなどのような見栄カードはすぐに捨て、Amazonや楽天カードに替えよう。特に、楽天カードのポイント還元率は神に近い。また、クレジットカードは1枚(多くて2枚)にし、ポイントの集中をする。(私も、アメックスやブラックカードなど全部捨てた。ウェブにはいろいろ書かれているが、ステータスカードはキャバクラと一緒で、何のメリットもない最悪のコスパである。恥ずかしながら浮ついた気持ちでブラックカードを持っていた時期もあったが、あるレストランで名前を覚えられたこと、タクシーに使ったら驚かれたこと、妻がママ会で羨望の眼差しでみられたことの3つぐらいしか良かった経験はない)
2. 旅行、外食
これは、GILTや一休などの「50%オフクーポン」を使う。また、旅行は「格安航空券」だ。深夜便に乗れば、東南アジアぐらいであれば5万円で行ける。また、マイレージなどもうまく工夫すれば飛行機代もタダになる。私は、決済はほとんど少額でもクレジットカードにし、マネーフォワードというソフトに自動的に家計簿を作らせマイレージやポイントを貯める。Amazonのポイントはすばらしく、変換に上限がない。うまく家族のカードを集中させれば、渡しの場合、一年で5、6万円分ぐらいポイントが貯まるので、Amazonで10万円も買い物ができれば子供にパソコンだって買ってあげられる。
また、外食は、最近はスタバやサイゼリアなど、格安チェーンが「ちょい飲み」を増やし、一人1000円ぐらいで「軽く一杯」ができるようになった。そういうところで、雰囲気の良い場所を見つけ、妻と二人で出かけようとしている。二人で3000円もいかないぐらいだ。また、会社の付き合いも、外食からホームパーティーにシフトしている。実際、ホームパーティーをやると、家族円満、コスト削減、意外に楽しい、という具合に良いことだらけだ。皆が、自慢の一品を持ち寄って持ち回りで誰かの家でパーティーを行う。私も、最近は、外食
は家族とだけ。会社の人と食事をする場合は、ほとんどホームパーティーに変えた。好きな音楽も鳴らせるし美味しいものも食べられる。とても楽しい。クックパッドというアプリを入れ、来年は私のお手製パスタをゲストに振る舞おうと計画している。
お金をかけるべきところには惜しまずかける
3. 書籍
これは、Amazonが最近やりはじめた「読み放題 980円」を利用しよう。私は、仕事柄ファッション雑誌を毎月読むのだが、今は全く買ってない。Amazonプライムの読み放題で雑誌を読んでいる。また、経済誌もアマゾンプライムで、大前研一の最新論文もなんと無料で読み放題になっている。Amazonはもはや神だと思う。
ここまでやってくれると、もう、イオンとかセブン&アイの株など買う気にならない。近い将来、日本の小売はすべてAmazonにやられると思う。残るのはコンビニとアミューズメント型ショッピングモールだけだろう。
ちなみに、映画もそうだ。Amazonプライムの見放題である。このサービスは感動的でさえあり、上記のAmazonカードと組み合わせ、ポイントをうまく還元できれば恐ろしいほどの経費削減が実現できる。
4. 服
服は、一度、お直しをやってみよう。例えば、今、メンズ業界ではクラッシック回帰で、ブリティッシュスタイルが戻り始めている。具体的に言えば、スーツはツイード柄で、チェンジポケット付き。パンツはプリーツありだ。
こういうトレンドをしっかりわかっていれば、無理して新しい服を買う必要なく、お直しで対応できるし、実は、そちらのほうがオシャレだ。ちょっとしたことだが、お直しを極めると、極めてコスパのよいオシャレ上級者になれる。私も、人に言うだけじゃダメなので2016年に自分でやってみた。あの服の散財男が16年は一着も買ってない。全てお直しだけであるが、最新の流行にはちゃんと乗っている。
5. 靴、カバン、時計
逆に、靴や時計などの「一生もの」は、良いものを買って、10年、20年と使っていく。これらはむやみに買うのでなく、例えば会社で昇進したとか、転職に成功したとか、記念日に揃えていけば良い。私は、靴は最後に買ったものから5年以上買ったことがない。ずっと修理と靴磨きでピカピカにしている。
「究極のコスト削減法」とは?
究極のコスト削減は人と仲良くすること、好かれること
最後に、究極のアドバイスをしよう。私が知る限り、究極のコスト削減の方法は「周りの人と仲良くすること」である。実は、思わぬ出費や散財、不測の事態の原因は人間関係によるところが極めて大きい。
例えば、「うちでホームパーティーをやるから来ませんか」と誘って、あなたは何人の人を集められるか。
周りに敵を作らない。周りの人から慕われる。単純なようで意外にできてない人が多い気がする。ありがとうとごめんなさいがきちんと言える。人に対して誠実であり続けられる。貸し借りがしっかりしている、相手の尊厳を守るなど、人とうまくやる方法は限りなく奥深いが、なかなか難しいものだ。私の場合も、体調を崩して入院した時、どれだけ多くの人に励まされ、助けてもらったか。
本論とはやや異なるかもしれないが、究極の資産は人脈、また、資産運用は人間関係の円滑化であるということを最後に加えておきたい。
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