トランプ氏が「100%保証」拉致提起
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研究グループは、NRASたんぱく質の設計図となるメッセンジャーRNA(mRNA)という分子が「四重らせん」と呼ばれる特殊な構造を持ち、赤い光で反応する薬剤「ZnAPC」が結合することを突き止めた。
この薬剤はがん細胞に集まりやすく、赤い光を当てるとNRASのmRNAが破壊され、がん細胞が死滅した。多くのがん細胞ではNRASが異常に働いて細胞を増殖させている。実験の成功で、患者への負担が少ない新たながんの治療法につながる可能性が示された。
NRASは、主要ながん遺伝子「RAS」の一種。RASたんぱく質を標的とする治療薬は世界中で研究が精力的に進められているが、実現していない。
研究グループの三好大輔・甲南大教授(分子設計化学)は「実用化に向け、マウスでの実験を計画している」と話している。【根本毅】