きょう7日(火)は、日中は各地で晴れて、気温上昇。4月上旬から中旬並みの暖かさで、昼間は上着がなくても過ごせるほど。東北から九州では花粉が大量飛散。万全の対策が必要。また、積雪の多い地域では、雪崩や落雪に十分注意を。
広く晴れて 花粉が大量飛散
きょう7日(火)は、広く高気圧に覆われる見込みです。 北海道は、気圧の谷の影響で昼頃まで雲が広がり、キリのかかる所もあるでしょう。北部では雨や雪の降る所もありそうです。ただ、次第に晴れ間が出る見込みです。 東北は、各地で晴れますが、午前中は濃いキリで見通しの悪くなる所があるため、車の運転はご注意ください。北部では、午後に通り雨があるため、お出かけの際は、雨具があると安心です。 北陸と関東甲信も、昼前までキリのかかる所がありますが、次第に解消するでしょう。日中は青空が広がる見込みです。 東海から九州は、一日を通して晴れるでしょう。空気の乾燥した状態が続くため、火の元に十分注意してください。沖縄も、日中は日差しがたっぷりでしょう。 東北から九州では洗濯日和ですが、花粉が大量に飛散する所が多くなります。洗濯物は、花粉をよく払い落としてから取り込むと良いでしょう。花粉症の方は、マスクやメガネ、目薬など、万全の対策をしてお過ごしください。
春本番の陽気 昼間は上着いらずの所も
最高気温は、各地ともきのう6日(月)より高く、4月上旬から中旬並みの暖かさとなる見込みです。 札幌は12℃で、きのう6日(月)に続いて2桁の気温でしょう。(札幌で3月上旬に2日連続で最高気温が10℃以上になると、観測史上初めてです。) 仙台は18℃の予想で、4月下旬並みです。北陸から九州も、20℃近くまで上がって、春本番の陽気でしょう。昼間は上着がなくても過ごせそうです。沖縄はこの時期らしい気温でしょう。 朝晩はまだ冷えますので、服装選びが難しいですが、羽織る物やストールなどでうまく調節して、体調を崩さないようにお気をつけください。
積雪の多い所 融雪災害に注意
暖かくなることで心配されるのが、融雪による災害です。積雪が多く残る所では、気温の上昇や雨により雪どけが進むことで、主に次の3つの災害が発生するおそれがあります。 ①雪どけによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。 なお、バックカントリーと呼ばれる整備されていない雪山で、手付かずの自然の中を滑走するスキーやスノーボードが人気を集めていますが、今シーズンもバックカントリーでの遭難が相次いでいます。コースの外に出るなど、無理な行動は控えてください。 ②雪どけにより大量の水分が地面に浸み込むことで地盤が緩み、「土砂災害」が発生することがあります。山間部や急な傾斜地では、特に注意が必要です。 ③雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。 このほか屋根からの落雪も多くなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。