くしくも森繁久彌さんの命日に… 共演歴50年以上

 舞台「放浪記」やテレビで不動の人気を誇り、文化勲章や国民栄誉賞を受けた女優、森光子(もり・みつこ、本名・村上美津=むらかみ・みつ)さんが10日午後6時37分、肺炎による心不全のため都内の病院で死去していたことが14日、分かった。92歳だった。幼いころ両親を亡くし、長い下積み生活の後、「放浪記」で41歳にして初の主役をつかんでからスターダムを駆け上がった人生。最期は眠るように息を引き取ったという。
 森さんが亡くなった11月10日は、共演歴が50年以上に及び同じように国民栄誉賞を受けた俳優、森繁久彌さんの命日でもあった。森繁さんは3年前の09年11月10日に老衰のため死去(享年96)している。2人は1959年の舞台「浪花どんふぁん」で初共演。以降たびたび共演して親交も深かった。森繁さんが死去した翌日には森さんが会見、「もうあんな俳優は出てこない。天国でも皆を上機嫌にさせてあげてると思います」などと語っていた。(サンケイスポーツ)

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