ここから本文です エンタメ エンタメ総合 音楽 映画 ゲーム アジア・韓流 “隠れCM王”ダンディ坂野に出演オファーが途切れないワケ

5日、サンミュージック所属の芸人7組9人が映画「サボタージュ」のPRイベントに登場した。
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「一番稼いでいるのは?」という報道陣の問いに、満場一致で挙がった名前はダンディ坂野(47)。「(事務所の稼ぎ頭)ベッキーには僕ら9人合わせても収入はかなわない」と嘆いた小島よしお(33)は、「サンミュージックがお笑い部門をつくって、5年やってダメだったら撤退しようというとき、5年目でダンディさんがブレークした。ダンディさんがいなかったら僕らはいなかった」と明かした。
 ダンディのCM出演は現在4社。小島が「ベッキーに次ぐサンミュージックの“CMキング”」と言うように、12年にはお笑い芸人で最多の8社に出演していた。なぜオファーが途切れないのか。事務所関係者は言う。
「『ゲッツ!』という短い言葉がCMにもってこいなんだと思います。『○○を買いたい』というときに最も手短に訴求できる言葉。しかも、ブレークした当初より『ゲッツ!』の間が良くなっている。一発芸はコンマ何秒の世界で面白さが変わりますから。ひとつのギャグのみで勝負しているからこその強みだと思います」
 ダンディは「(ベッキーとは)単価が違う」と謙遜していたが、小島から「最近はネタの話よりも投資信託の話に熱心」と暴露され、「大した額は動いていないですよ。円安で大変なんだから」と渋々認めていた。
「11年にはテレビで『月収270万円』と告白していましたが、現在もその収入を維持しているそうなので、貯金額は9人の中でダントツ。周囲にもよく貯金を勧めているそうです。地方の営業も入れると年収は3000万円以上。地味ですが堅実。そもそも、03年にブレークしたきっかけは『マツモトキヨシ』のCM。バラエティーではなく、CMが始まりだったんです。本人もフリートークが苦手という自覚があるうえに、絶対に二匹目のどじょうを狙わない。『何か新しいギャグを』と振っても、『じゃあ03年にはやったギャグをやります』と言って『ゲッツ!』をやり抜いている。すごい覚悟です」(芸能リポーターの川内天子氏)
 日経平均の上げ下げもサラリと言えるほどの金融通。最後は「ビジネス誌の方、(仕事を)お願いします」と開き直っていた。
 永遠の一発屋を貫くダンディ。つまんないけど長持ちしそうだ。

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