ことしは「地宝壮盛」 宮城知事の四字熟語

村井嘉浩知事は5日あった年頭の定例記者会見で、1年の抱負を示す新年恒例の四字熟語を「地宝壮盛(地方創生)」と発表した。
 村井知事は「地域の宝を見つけ、地域が元気になるよう復興を進めたいという思いを込めた」と説明。安倍政権が進める地方創生を念頭に「国任せにせず、主体的に取り組む」と強調した。
 「観光振興やUターン者、Iターン者を増やす策について、機会があれば他県と意見交換をしたい」とも語り、人口減少対策などで東北の連携強化に意欲を示した。ことしの重点事業としては仙台空港の民営化や東北放射光施設の誘致、仙台市宮城野区への広域防災拠点整備などを挙げた。
 昨年12月の衆院選開票作業で、仙台市青葉区選管の職員が集計ミスを隠すため約1000票を水増しした問題については「甚だ遺憾だ。選挙への信頼を揺るがす行為で見過ごせない。(改ざんが)恒常的と疑われても仕方ない」と批判。市選管に対し、原因究明を強く求めたことを明らかにした。

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