藤崎は4日、創業200周年の記念式典を仙台市青葉区のホテルで開いた。仙台の発展とともに歩んできた軌跡を振り返り、令和の時代も地域に貢献し続ける姿勢を確認した。
取引先や地元企業の関係者ら約560人が出席。藤﨑三郎助社長は「地域発展への貢献とお客さま第一の基本姿勢を大切にしつつ、時代に合わせて新しい挑戦に取り組みたい」とあいさつした。
宮城県の村井嘉浩知事は「地元プロスポーツへの支援、文化芸術の振興といった長きにわたる地域貢献に感謝する」と祝辞。仙台商工会議所の鎌田宏会頭は「歴代当主が時代を先取りする経営感覚に優れ、地元商業の発展に尽力した」と功績をたたえた。
仙台市は5月、藤崎など地元企業との連携による地域ブランドを立ち上げた。郡和子市長は「藤崎とともに地域経済の活性化に努める」と述べた。