さらば闘将 星野監督ラストゲーム

 プロ野球東北楽天は7日、仙台市宮城野区の楽天Koboスタジアム宮城(コボスタ宮城)でオリックスと今季の最終戦に臨み、延長十回、2-3で敗れた。パ・リーグの全日程も終了し、東北楽天は64勝80敗で4年ぶりの最下位でシーズンを終えた。
 今季限りで退任する星野仙一監督(67)の最後の試合とあって入場券は完売。球団史上最多の2万6236人のファンが、昨季、球団初のリーグ優勝、日本一に導いた名将との別れを惜しんだ。
 試合後、東北楽天で4年間指揮を執り、監督通算17年目に終止符を打った星野監督の功績をたたえるセレモニーが行われた。大型スクリーンには星野監督の就任以来の歩みが映し出された。東日本大震災に見舞われた1年目。若手が伸びてきた2年目。初の日本一を達成した3年目。観客から拍手が湧き起こった。
 星野監督はあいさつで、昨季の日本一から一転、最下位が決定したことに「最下位からまた、みなさんを喜ばせようという選手になってもらいたい」。若い選手に雪辱を託した。
 最後に、「イーグルスの監督になって本当に良かった。最高に幸せな野球人生を送らせていただいた。皆さん、ありがとう。さようなら」と感謝の言葉を述べ、グラウンドを去った。

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