秋の味覚・サンマを全国に届ける「さんまゆうパック」第1便の出発式が7日、宮城県気仙沼市港町の物産販売店「気仙沼お魚いちば」駐車場であった。気仙沼郵便局と同市の水産加工会社「阿部長商店」が提携して実施。代表者5人がテープカットした後、さんまゆうパック約380箱を積んだトラックが関係者に見送られて出発した。
気仙沼では水揚げされていないため、大船渡港で水揚げされたサンマを発送した。阿部長商店の阿部泰浩社長は「海水温の上昇で南下が遅れているが、ようやく第1便が出発できてホッとしている。震災で全国から寄せられた支援に感謝の気持ちを込めて出荷に取り組みたい」と語った。
気仙沼郵便局によると、ゆうパックの予約は8月1日に始まり、これまで約1万4000箱の申し込みがある。