じもとHDが1部上場 東証承認、2部から変更

東京証券取引所は30日、仙台銀行ときらやか銀行(山形市)が経営統合し10月1日に設立する共同持ち株会社「じもとホールディングス(HD)」について、1部銘柄としての新規上場を承認した。
 両行は4月、経営統合に最終合意し、この時点では「東証2部上場を予定している」としていた。時価総額や純資産額などが2部より厳しい1部の審査基準を満たしたことから方針を変更した。
 仙台銀は「上場が認められ感謝している。1部銘柄となることで、知名度と信用力がより高まり、資金調達能力の拡大につながる」と期待する。
 きらやか銀は「今後も地域金融機関として復興支援、地域経済の活性化という重大な使命を全うしていく」としている。
 きらやか銀は現在、東証2部上場。じもとHDの上場承認を受け、9月25日を株式の最終売買日とし、26日付で上場廃止となる。
 東北の新規上場は4月にジャスダックに上場した葬祭業のこころネット(福島市)以来。きらやか銀が上場廃止になるため、じもとHDが上場しても東北の上場企業数は60社で変わらない。

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