ユニクロ仙台アエル店(仙台市青葉区)は今月、地元の企業や団体、ご当地キャラとコラボレーションしたTシャツとトートバッグを発売した。店内の専用タブレット端末で、客自身がロゴやキャラクターの配置などのデザインを決め、当日のうちに完成品を受け取れる。宮城で長く愛される会社などと連携した商品づくりで、地域の活性化にもつなげたい考えだ。
参加するのは阿部蒲鉾(かまぼこ)店、オフィスベンダー、菓匠三全、レストランHACHI(ハチ)、宮城県内の酒販店や酒蔵でつくる「港町元気プロジェクト」、県の観光PRキャラクター「むすび丸」、ご当地キャラの「仙台弁こけし」。
客は商品とサイズを選んだ後、連携先から提供を受けたロゴやキャラクターから好みの柄を選び、場所や大きさを定める。最短約15分でプリントされる。1枚から注文でき、価格はTシャツが1990円、トートバッグが2490円。
店内には専用のコーナーを設け、プリント済みの商品も販売している。菓匠三全は「ずんだシェイク」、阿部蒲鉾店は「ひょうたん揚げ」、港町元気プロジェクトは鳥獣戯画をモチーフにした動物が酒瓶を手にする様子のイラストを胸にあしらった。
オリジナルグッズを作成できるサービスの一環。全国のユニクロ20店で展開し、東北では仙台アエル店だけ。販売は当面、1年間。
同店の岩谷早苗仙台地域広報担当は「ロゴなどは同一の企業や団体なら複数使えて、自分だけの作品が手に入る。仙台土産としても活用してもらうなど、有名な企業と地元を盛り上げる一助になりたい」と話す。