受験シーズンの本格化を前に勝負に挑む学生など頑張る人を応援しようと、仙台市太白区富沢・長町南地区の約20の飲食店が連携して、験担ぎの特別メニューを提供する「ショウブメシアクション」を3月中旬まで実施している。
2年目の今年はカフェを中心に参加店を増やした。各店の特製メニューは「ショウブメシ」のホームページで紹介。「せりカツ(競り勝つ)丼」「桜咲く♪F・K・Y(富士山越えてゆけ!)」「GO!角(合格)煮まん」「Wベーコンおちーずサンド」など、縁起のいい商品名が並ぶ。
ショウブメシを注文すると、勝負の神様として知られる秋保神社(太白区)で祈祷(きとう)を受けた「ご祈祷ステッカー」がもらえる。高知県産「黄金のショウガ」を用いたシロップ「ジンジャ(神社)エールの素」も全店で購入できる。
新型コロナウイルス感染拡大で外食に抵抗のある人向けにテークアウトメニューを充実させた。長く苦境が続く飲食店を活気づける効果も期待する。応援団長には富沢中出身でバレーボール女子リガーレ仙台の選手兼監督、佐藤あり紗さんが就任した。
発起人で「そば処登喜和(どころときわ)」の店長小川浩二さん(33)は「コロナ禍でも多くの人に食、笑い、希望を提供したい」と意気込む。