飲食店に来店した人の中には、客だから何をしてもいい…という傲慢な気持ちもあってか、お店にそなえつけられている物を無断で持って帰ってしまうこともあるらしい。
そして中には、「そんな物まで?」と驚くような物をバッグに忍ばせてしまう人もいるのだとか…。しらべぇ取材班は、飲食店員経験のある人たちに話を聞いてみた。
(1)砂糖やミルクを1個残らずハンカチに包んで持って帰る
「僕が働いているカフェは、各テーブルにコーヒー用のスティック砂糖やミルクを置いているんですが、2〜3個を持ち帰る人は何度も見たことがあるし、許容範囲です。
しかしある日、来店したオバ様集団は、それを全部ねこそぎ取って、ハンカチに包んで持ち帰っていて…。
さすがに『品がないな…』と思ってしまいましたね」(男性・25歳)
(2)可愛いカトラリーボックスを自分の家に置きたい
「お食事の時に、テーブルに置いたカトラリーボックスを『可愛い〜!』と言っていた女性たち。そのボックスと中に入っていたフォークやスプーンを丸ごと盗んでいきました。
挙動不審で異様な空気感があり目立っていたので、バッグに入れる瞬間もバッチリ見ましたが、店長が『騒ぎにしたくない』と目をつぶることに。万引きと変わらないのに…」(女性・29歳)
(3)家でも使える調味料だから持って帰ってしまう
「家族で来ていた人たちなんですが、子供が食べるフライドポテトにケチャップが足りないから好きなだけ使えるように瓶ごと欲しいと言われて、好意でお出ししました。
それを丸ごと持って帰られてしまい、嫌な気持ちになったことがあります。一応、お店の損益に関わることだし、売り物じゃないからって持って帰っていいわけじゃないんですが…」(女性・42歳)
▪️お店の物を持って帰ると窃盗に…
ちなみに、しらべぇ編集部が全国の20代〜60代の男女1,362名に「万引・置き引きをしたことがあるか」を聞いたところ、以下のような結果に。
欲しいものが我慢できずに手を伸ばしてしまった人は、男女ともに一定数いるようだ。
©sirabee.com
飲食店にあるものは、「値札がついている売り物じゃないし、持って帰ってもいいよね!」と、ホテルのアメニティを持って帰る感覚で、軽い気持ちでバッグに忍ばせてしまうかもしれない。
しかし、飲食店の物を盗むことはお店に損失を与えて、窃盗の扱いになることも…。絶対にやめておいたほうがいいだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・オレンジおっかさん)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代の男女1,362名(有効回答数)