たった1日で「がん細胞」の75%が死滅!予防に食べたいブロッコリーの効能

人間誰しもが持っているがん細胞。元気な体の時にはそのがん細胞に打ち勝つ細胞が体内にあるので発症することは珍しいのですが、体力が落ちたり、年を重ねたり、免疫力が落ちたりと、様々な要因によってがん細胞が活性化されることがあります。

だからこそ、日頃の生活で出来るだけ、がんにならないように配慮したいもの。今回は管理栄養士の筆者が、海外サイト『BMC Cancer』を参考にアメリカのサウスダコタ州立大学の研究で分かった“がん予防を期待できるある食品”についてご紹介いたします。

■ブロッコリーなどアブラナ科の野菜

命を奪うリスクも高いがん。その予防のための食品や成分が色々と話題になりますが、今回は“アブラナ科の野菜”が有効という研究結果が発表されました。

アブラナ科の野菜の代表といえば、ブロッコリー。そのほかにも、カリフラワー、ケール、キャベツなどがあります。どれも特別な野菜ではなく、手軽に手にいれることができるものばかりですよね。そんな野菜が、がんという大病に良い効果をもたらすということがわかったのです。

■なぜアブラナ科の野菜が良いの?

な ぜ、アブラナ科の野菜がよいのでしょうか? がん予防で注目されていた“フェネチル・イソチオシアネート”という成分が、がん細胞を作り出す“がん幹細 胞”を攻撃することが研究によって分かったのです。しかも、子宮頸がん細胞にこの成分を加えたところ、24時間以内に75%のがん幹細胞が死滅したという ことが発見されました。

この成分は、ブロッコリーやカリフラワー、ケール、キャベツなどのアブラナ科の野菜を食べることで摂取でき、がん細胞を死滅させる食品として注目を浴びています。

■がんの親玉“幹細胞”も攻撃する最強の成分

通常がんは、治療しても幹細胞があると再発するリスクが高まりますが、フェネチル・イソチオシアネートは、がん幹細胞が作り出したがん細胞だけでなく、大元の幹細胞自体も破壊することにも実験では成功したとのこと。

ということは、今後がん細胞が増殖したり、転移したりということを防ぐだけでなく、“がんが治る病気になる”という日も夢ではなさそうです。まだガラス容器のシャーレやマウスでの実験ですが、研究が進み人体で成功すればがんも怖い病気ではなくなるかもしれないですね。

いかがでしたか? 今回はがん予防を期待できる食品についてご紹介いたしました。前述したアブラナ科の野菜は、日頃食卓にあがりやすいものが多いですよね。サラダにしたり、炒めたり、茹でたりと汎用性ある食品なので、ぜひ摂り入れてみてください!

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