ちょっとワイファイの調子が…オンライン飲み会、どう断る?

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ビジネスパーソンが夜の街に繰り出す機会が減るなか、テレビ会議ツールを使った「オンライン飲み会」が流行している。リラックスできる自宅で、自分の好きなものを飲み食いできるのが特徴だが、友人同士ではなく、職場の上司や同僚らと行う場合は事情が違うようだ。

 女性向けの情報サイト、リップポップの編集部は4月25日、20~50代の男女100人(※)に、会社のオンライン飲み会に関するネットアンケートを実施した。会社のオンライン飲み会に参加したいかを聞くと、「絶対に参加したくない」が17%、「できれば参加したくない」が50%、「できれば参加したい」が28%、「絶対に参加したい」が5%だった。全体的に「参加したくない」傾向が強いが、各年代では30代のみ「できれば参加したい」と「絶対に参加したい」の合計が半数に達しおり、比較的、オンライン飲み会に前向きな姿勢が伺えた。

 オンライン飲み会に参加したくない理由には、「自宅にいる時間は完全にプライベート」(25歳女性)、「(お店ごとの制限時間がないため)いつまでも区切りなく会が続いてしまう」(29歳女性)などがあった。

 では、ビジネスパーソンらはどのような「言い訳」でオンライン飲み会を断っているのだろうか。

 同アンケートでは、通信環境や通信速度を理由にした言い訳が目についた。「Wi-Fiの調子が悪くて繋がりません」(25才女性)、「通信速度制限に引っかかってしまったので無理です」(27才男性)、「自宅のWi-Fiの不具合」(38才男性)、「通信の回線の調子が悪いため」(44才男性)などなど。年代や性別にかかわらず、定番の言い訳になっているようだ。

 本当に通信環境に不具合が出ていたらテレワークなどの業務にも影響が出かねない。オンライン飲み会のときだけ都合悪く(または都合良く)問題が起きるものでもないだろう。ウソだとしたら簡単にバレそうだが、同僚らが「ちょっとWi-Fiの調子が…」と言葉を濁していたら、気持ちを察してあげるのも優しさかもしれない。

 オンライン飲み会が流行しているがゆえの言い訳もあった。「旦那が同日にオンライン飲み会をするそうですが、PCが1台しかないため参加できません」(29才女性)、「友人とのオンライン飲み会が先に入っている」(26才女性)などだ。

 「自宅にいる以上、奥さん、子供からしたら遊んでいるようにしか見てくれないし険悪になるので遠慮します」(47才男性)、「同居する家族のプライベートの邪魔になると反対された」(31才女性)など、家庭のことを考えて欠席したいとするものもあった。

※男女比率は男性48%、女性52%。年齢は20代が45%、30代が27%、40代が18%、50代が10%。

タイトルとURLをコピーしました