ついに上位7モデルがスマートフォンに――初登場「REGZA Phone T-01C」の順位は?

携帯販売ランキング(12月13日~12月19日):キャリア総合ランキングでは再び首位が交代した。前回首位の「LYNX 3D SH-03C」に替わって首位を獲得したのは、NTTドコモの富士通東芝製Android端末「REGZA Phone T-01C」だ。初登場で見事首位を獲得した同モデルだが、都内では売り切れている量販店も出ているようだ。次週の順位にも注目したい。
 2位には同じくドコモの「GALAXY S」がランクイン。国内メーカーのAndroid端末が若干優勢に傾いたかにも見えたが、GALAXY Sは前回、前々回と着実に順位を上げてきた。同モデルはおサイフケータイやワンセグなどに対応していない一方で、軽快な動作には目を見張る部分がある。ユーザーの求めている“機能性”とは何かを考える上で、同端末と日本メーカー製Androidのポジション争いは注目すべきポイントかもしれない。
 3位にはLYNX 3D SH-03Cがランクインし、上位3モデルはドコモのAndroid端末という結果に。auのAndroid端末「IS03」は、今回4位という結果になった。そして、5位にはソフトバンクモバイルのAndroid端末「GALAPAGOS 003SH」が初登場でランクインした。ソフトバンク端末は「iPhone 4」以外はなかなかトップ10に浮上することがないが、今回はiPhone 4を追い抜いてのランクインだ。都内量販店では販売スタッフが大々的に同モデルを宣伝する姿も見受けられた。今後の順位にも注目したい。
 Android端末の盛り上がりによって、上位7モデルがスマートフォンという結果になった今回のランキング。フィーチャーフォンとしては、8位にドコモの「SH-04C」が初登場でランクインしている。さらに10位には、同じくドコモで初登場の“LUMIX Phone”「P-03C」がランクインした。
 NTTドコモのランキングは、Android端末「REGZA Phone T-01C」が首位を獲得。スペックの高さに加え防水対応という魅力を備える同モデルの参戦で、Android端末の順位争いは一層激しくなったように思われる。前回首位の「LYNX 3D SH-03C」は3位に降下したが、次回はどうなるだろうか。
 上位3モデルがスマートフォンとなったドコモのランキングだが、4位にはフィーチャーフォンの新モデル「SH-04C」が初登場でランクインしている。Q-pot.とのコラボレーションにより誕生した同モデルは、ビスケットをモチーフにしたユニークなデザインが特徴だ。
 さらに6位には“LUMIX Phone”「P-03C」が初登場でランクインした。デジタルカメラ「LUMIX」の技術を盛り込んだ、パナソニック モバイルコミュニケーションズの注力モデルだが、どこまで順位を伸ばすだろうか。
 auのランキングではAndroid端末「IS03」が4週連続で首位を獲得した。また、「Cyber-shotケータイ S003」が前回に続き順位を上げ、4位に入った。
 トップ10圏外からは、シンプルな防水端末「K006」が大幅に順位を上げて6位を獲得した。一方、新モデル「G’zOne TYPE-X」はトップ10圏外に姿を消してしまった。G’zOneシリーズのなかでも強い個性を感じる同モデル、再びトップ10に復帰することを期待したい。
 ソフトバンクモバイルのランキングでは、ついに首位交代が起きた。「iPhone 4」に替わって首位を獲得したのは、Android端末「GALAPAGOS 003SH」だ。同モデルは3D液晶や9.6MピクセルCCDカメラなど、充実したスペックを誇る。まずはスタートダッシュに成功したが、次回、果たして iPhone 4との順位争いはどのような結果になるだろうか。
 イー・モバイルでは、Android端末「HTC Aria(S31HT)」が初登場で2位にランクインした。軽量コンパクトなボディにAndroid 2.2を搭載したモデルで、テザリング機能という大手3キャリアのスマートフォンにはない魅力もある。手にスッポリと収まるボディサイズは、女性にも受け入れられそうだ。【山田祐介,ITmedia】

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