景気や時流によって移り変わっていく、食のトレンド。今ほど「とんかつ」に脚光が当たっている時代はないだろう。デキる男たるもの、油分過多など些細なことは気にせず、とんかつランチで午後の仕事の英気を養うべし! そこで今回、普段使いできる安くてうまい専門店を覆面調査した
◆松のや・松乃家:衣サクサクで嚙みごたえ◎
…同形態の「松のや」「松乃屋」、チキンカツ特化の「チキン亭」で全192店舗を展開。親会社は牛丼店・松屋を運営する松屋フーズ
「松屋さんの系列じゃないですか。最初、僕もナメてたんですよ。『そうは言っても“牛派”でしょ?』って。でも、今ではめっちゃ行ってますよ。テイクアウトもよくするんですが、この低価格で、しかも冷めてもおいしいとんかつを提供できるのは本当にすごい!!」
誰あろう、“豚肉最強論者”の内山君の言葉である。これほど豚肉を愛し、豚肉に愛された男を満足させるロースかつ定食がご飯と味噌汁付きで550円というのは奇跡的だ。柳生氏も、松屋が母体であることの恩恵を力説。
「おなじみの券売機で追加メニューを選ぶ時のワクワク感がたまりません。松屋でも提供されている安定のソーセージもいいし、普通にメインにもできるほど大ぶりのアジフライも素晴らしい。もともとの定食が安いから、気にせず追加注文できるんです。“安さ”が最大の武器であり、最大の個性になり得ているのではないでしょうか。
卓上の調味料は多士済々で、特に絶品の人参ドレッシングは実は松屋では提供されていないため、逆に松のや・松乃屋でしか味わえません。人参ドレッシングでキャベツを食べるためにわざわざ来店する固定ファンもいるそうです」
ファストフードとしてのとんかつ定食を楽しみたいならここだ!!
★コスパポイント
・550円という価格がもはや奇跡。
・調味料豊富で最高!
<ロースかつ定食>
カツ:縦8.5cm、横17cm、厚さ2.5cm
キャベツ:75g
※メニューはすべて税込み価格です。サイズ、g数はスタッフが計量したもので、あくまで目安です。店舗によって変わります。
<取材・文/週刊SPA!編集部>