とんねるず石橋貴明(59)の破天荒快進撃が話題になっている。
前身番組から数えておよそ30年間も続いた伝説のバラエティー「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)が終了して、2年。この間、石橋貴明と木梨憲武(58)がそろってテレビに出演するのは、スポーツ特番だけ。石橋の民放レギュラーは、「石橋、薪を焚べる」(同)の1本だけ。話したい人を招き、焚き火の前で本音を聞きだすスロートーク番組だが、荒くれ者だった往時のとんねるずを知る者にとっては、やや物足りなさを感じ、一時はオワコンとまで言われた。
ところが今、石橋がかつての破天荒ぶりが復活。「みなさんのおかげでした」ほか、多くの人気番組を手がけたテレビプロデューサーのマッコイ斉藤氏(50)の働きかけで6月19日にYouTubeチャンネル「貴ちゃんねるず」を開設したのだ。
初動画「石橋貴明、58歳。YouTube、はじめるでしょ。」は、わずか2日で視聴回数100万回を突破。開設から37日で、登録者数が100万人を超えた。開始1カ月記念には元プロ野球選手の清原和博(53)と対談。「みなさんのおかげでした」の名物企画「男気ジャンケン」が復活。第1夜(7月23日)は、6時間ほどで100万回再生を突破し、累計再生は683万回を超えて、いまだにトップ(12月15日現在)。第2夜は391万回、最終夜が422万回を超え、なお地味に数字を伸ばしている。
高級肉のシャトーブリアンとシャンパンで饒舌になった清原は、2016年に覚醒剤取締法違反で逮捕された当時の44日間の留置場生活、家族、野球のことなどを赤裸々に語った。「クスリは絶対にやったらアカン。捕まるか死ぬかのどっちか」と訴える場面も。
同じく名物企画だった「買うシリーズ」も復活。標的タレントのプライベートタイムに急襲して、車や時計、オーダーメイドのスーツなど高級品を“買わせる”現場に連行。このガチ企画で高級腕時計を買うハメになったカンニング竹山(49)は今回、無理やりパーマをかけさせられるという事件も話題に。
また腎細胞がんで腹腔鏡手術を終えたばかりのおぎやはぎ・小木博明(49)は、東京・浅草花やしきに強制連行。ジェットコースターなどに乗せられたあげく、おもちゃのゴム鉄砲で手術箇所を石橋に命中されるハチャメチャぶり。ほかにも、AmebaTVの「7.2 新しい別の窓」の出演時、ホストの稲垣吾郎(47)、草磲剛(46)、香取慎吾(43)をバックヤードで襲撃。交流が深い有名芸能人が大勢駆けつけた59歳の誕生日パーティーはすべて配信する大盤振る舞いだ。
地上波の特番さながらの豪華なキャスト、内容に仕上げられるのは、“ヒット請負人”斉藤氏の力とも。とはいえ、YouTubeと“反則”ギリギリの破天荒キャラの相性が良かったともいえる。 石橋は来年で還暦。アラ還になって本領発揮できる新たな居場所を見つけたようだ。