ニューヨーク・タイムズのニック・ビルトンがFacebookの「いいね」はおカネを払えば簡単に増やせるという記事を書いています。
それによると彼は去年、Facebookが「購読する(subscribe)」というボタンを始めた時、あっと言う間に2万5千人の購読者が集まったとしています。日曜日に自分のコラムをUPする度に、535の「いいね」と53の「シェア」などの読者の反応がありました。
その後、ニックの購読者は40万人に膨れ上がったのですが、「いいね」は30に、「シェア」は僅か2に減ってしまいました。
このような状況はテッククランチの記者、MGシーグラーも経験したそうです。
それで「おかしいな」と思い、試しにFacebookに$7を支払って自分のポストを「プロモート」しました。すると「いいね」は130に増え、「シェア」は30に増えました。
ビルトンはFacebookが料金を取ってプロモートしたポストの「いいね」数を増加させているだけでなく、おカネを払わないポストに関してはsuppress(抑え込むこと)しているのではないか?と疑っています。
このようにアルゴリズムを弄くり、売り上げの最大化を目指し始めるとサイトのインテグリティーは急に劣化し、サービスがつまらなくなります。
Facebookは危ない橋を渡っている気がします。