なにわ男子・大橋 全薬グループCM続行 個人と直接契約した「P&G」に続き“全排除”の空気変化

全薬グループは9日、「なにわ男子」の大橋和也(26)をイメージキャラクターに起用した新CMの放送を開始した。

 全薬グループはこの日、公式サイトでコメントを発表。大橋について「快活で明るい人柄が魅力」とし、昨年に続いて風邪薬「ジキニンファーストネオ」のCMに起用したと説明した。ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長の性加害問題に関しては「全ての人が性的、金銭的その他いかなる意味においても搾取されることなく、自由に自分らしさを表現できる社会の仕組みが構築されていくことを願っています」とした。

 公式SNSに、新CMの映像を午前7時28分に投稿。ファンにとって特別な意味を持つ「728(なにわ)」の数字に合わせたもので、SNS上には「愛を感じる」などのコメントが相次いだ。

 ジャニー氏の性加害問題を受け、事務所との契約終了や所属タレントの起用を見送る企業が相次ぐ一方、タレント個人と直接契約を結ぶ動きが広がりを見せる。関係者は、大橋の契約について「新体制に移行後、エージェント制となる新事務所か、大橋さんが個人事務所をつくればそこか、株式会社TOKIOのようにグループで会社をつくるならそこと結ぶのか、話し合っていくようです」と述べている。

 今月3日には、日用品大手「P&Gジャパン」が、CMに起用していた俳優の生田斗真(39)、Sexy Zoneの菊池風磨(28)、なにわ男子の西畑大吾(26)と道枝駿佑(21)の4人と直接契約することを発表。保険大手「アフラック」や人気ゲーム「パズル&ドラゴンズ」を運営する「ガンホー」も直接契約を結ぶ意向を示すなど“全排除”の空気に変化が見える。今後、同様の動きが広がっていくことも考えられる。

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