ねんりんピック宮城閉幕 復興支援、全国に感謝

スポーツや文化活動を通じて高齢者が交流する第25回全国健康福祉祭「ねんりんピック宮城・仙台2012」(同実行委員会主催)が16日閉幕した。4日間の期間中、関連イベントを含め延べ51万人(主催者発表)が参加。東日本大震災から復興する姿を全国に発信した。
 総合閉会式は仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城で開かれ、選手ら約1200人が出席した。宮城県内の団体が民謡の斎太郎節やよさこい踊りを披露し、フィナーレを彩った。
 来年の開催地、高知県の岩城孝章副知事も駆け付け、村井嘉浩宮城県知事と奥山恵美子仙台市長から大会旗を受け取った。最後は全出演者が、震災被災地を応援するチャリティーソング「花は咲く」を合唱した。
 式終了後の記者会見で、村井知事は「宮城の復興への確かな歩みを全国に発信できた」と述べ、奥山市長は「素晴らしい大会だった」と総括した。岩城副知事は「宮城を見習って次回大会に向け懸命に取り組みたい」と抱負を語った。
 ねんりんピックは宮城県内13市町を会場に13日から4日間の日程で開催。選手8000人がゴルフや将棋、俳句など18種目で競い合った。イベントを含めた期間中の参加者は当初の見込みを6万人上回った。

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