はらこめし総選挙、同数1位 宮城・亘理町観光協会開票

 宮城県亘理町観光協会は7日、荒浜体育館で5日に実施した「はらこめし総選挙」の開票結果を発表した。名乗りを上げた9店のうち、同町台田の鮮魚・仕出し店「おしか商店」と同町中町東のすし店「与香郎寿司(よかろうずし)」が154票の同数で1位となった。投票総数は1101票。
 おしか商店は半世紀近く、はらこめしの折り詰めを販売。北海道産の銀ザケを丁寧に下処理し、生臭さを消した味わいが人気を集めた。調理責任者の牡鹿裕子さん(61)は「味に自信はあったが、こんなに支持を得られてうれしい」と喜んだ。
 与香郎寿司は、あらから取っただしを利かせたたれにイクラを2日間漬け込むなど、職人の技が光る味付けが評価された。親方の高橋由幸さん(40)は「荒浜だけでなく、街中にもおいしいはらこめしがあることを知ってほしい」と話した。
 総選挙は参加店が1口サイズのはらこめしを各1500食振る舞い、試食した来場者が好みの店に投票した。同協会はアイドルグループの「総選挙」に倣い、1位となった2店のはらこめしの写真を来年のイベントをPRするポスターのセンター(中央)に掲載する。

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